明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズは5月7日、ホームスタジアムである県立カシマサッカースタジアム鹿行地域PCR検査センターが設置されたと発表した。鹿行5市の医療機関で新型コロナウイルス(COVID-19)感染が疑われると判断された方を対象に、5月11日よりドライブスルー形式のPCR検査を実施する。
カシマスタジアムでの検査対象者は、鹿行5市(鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市)の医療機関にて、新型コロナウイルス感染が疑われると判断された人となり、潮来保健所が選定を行う。検査実施は平日の13~15時の間で、1日20件までの予約制となっている。鹿行地域PCR検査センターの概要は以下の通り。
鹿行地域PCR検査センター
場所
- 県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市神向寺後山26-2)
運用開始日
- 5月11日(平日のみ、時間は13~15時)
対象者
- 鹿行5市(鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市)の医療機関にて新型コロナウイルス感染が疑われると判断され、潮来保健所が検査対象として選定した方
方法
- ドライブスルー方式(1日20件までの予約制)
注意事項
- 潮来保健所が事前の調整で検査対象と選定した方のみ、検査を受けることができる
- 鹿行地域PCR検査センターに直接来て検査を受けることはできない
運営主体
- 一般社団法人鹿島医師会
イングランドプレミアリーグ、トッテナム・ホットスパーFCのトッテナム・ホットスパースタジアムや、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCのコミュニティー・スタジアムなど、他国ではサッカークラブのホームスタジアムがPCR検査施設として利用されているが、Jリーグでもクラブによる医療支援が行われることとなった。鹿島アントラーズの小泉文明社長は自身のTwitterで、「医師会の方々への支援を通じて、一刻も早い事態の収束に協力出来ればと思っております。地域のみなさまのご理解とご協力、よろしくお願い致します」とコメントした。
Jリーグ・村井満チェアマンは4月20日の菅官房長官との会談で、「Jリーグとして医療機関にできることを検討している。クラブハウスをPCR検査会場として活用できないか」と提案していた。