【レスリング】世界選手権1日目:Tokyo2020銅の屋比久翔平が敗退…塩谷優は敗者復活戦へ

レスリングの世界選手権が現地時間9月10日、セルビア・ベオグラードで開幕。男子グレコローマン77キロ級のTokyo2020銅メダリスト・屋比久翔平(ALSOK)は敗退となった。男子GR55キロ級の塩谷優(拓殖大学)は敗者復活戦に回り、11日の試合で銅メダル獲得を目指す。

1 執筆者 渡辺文重
YABIKU Shohei
(Getty Images)

UWW(世界レスリング連合)世界選手権2022が現地時間9月10日、シュタルク・アレナ(セルビア・ベオグラード)で開幕した。JWF(日本レスリング協会)は30階級30選手を派遣(※女子53キロ級は藤波朱理が負傷により出場辞退。代替選手は派遣せず)。大会初日の10日は男子グレコローマン(GR)55・72・77・87キロ級が行われ、塩谷優(拓殖大学)、堀江耐志(自衛隊)、屋比久翔平(ALSOK)、角雅人(自衛隊)が試合に臨んだ。

■Tokyo2020銅の屋比久翔平が敗退

Tokyo2020男子GR77キロ級銅メダリストの屋比久は、同級のラウンド32から登場。オリバー・マルコ・クルーガー(デンマーク)との初戦を制すも、ラウンド16でリュウ・ルイ(中華人民共和国)に黒星を喫して敗退となった。

男子GR72キロ級の堀江はカザフスタンの選手に、男子GR87キロ級の角はスウェーデンの選手に、それぞれ初戦で敗れている。

■塩谷優が敗者復活戦へ

男子GR55キロ級の塩谷は、予選で中国選手を退けてラウンド16に進出。ウクライナ選手に勝利を収めるも、準々決勝でエルダニズ・アジズリ(アゼルバイジャン)に敗れた。アジズリは決勝に進出。この結果、塩谷は11日に行われる敗者復活戦へ回ることになった。塩谷はジョバンニ・フレーニ(イタリア)との試合で勝利を収めた場合、マックス・エミリアーノ・ノウリー(アメリカ合衆国)との3位決定戦に進む。

大会2日目は男子GR55・72・77・87キロ級の敗者復活戦以降のほか、男子GR63・67・82・97キロ級がスタート。日本からは池田龍斗(日体クラブ)、遠藤功章(東和エンジニアリング)、岡嶋勇也(警視庁)、鶴田峻大(自衛隊)が出場する。

■日程・放送予定

【日程】

9月10日(土)

  • 男子グレコローマン 55・72・77・87kg級/1回戦~準決勝

9月11日(日)

  • 男子グレコローマン 63・67・82・97kg級/1回戦~準決勝
  • 男子グレコローマン 55・72・77・87kg級/敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月12日(月)

  • 男子グレコローマン 60・130kg級/1回戦~準決勝
  • 男子グレコローマン 63・67・82・97kg級/敗者復活戦・3位決定戦・決勝
  • 女子 55・62kg級/1回戦~準決勝

9月13日(火)

  • 女子 50・53・65・76kg級/1回戦~準決勝
  • 女子 55・62kg級/敗者復活戦・3位決定戦・決勝
  • 男子グレコローマン 60・130kg級/敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月14日(水)

  • 女子 57・59・68・72kg級/1回戦~準決勝
  • 女子 50・53・65・76kg級/敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月15日(木)

  • 男子フリースタイル 70・79・86・125kg級/1回戦~準決勝
  • 女子 57・59・68・72kg級/敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月16日(金)

  • 男子フリースタイル 57・74・92kg級/1回戦~準決勝
  • 男子フリースタイル 70・79・86・125kg級/敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月17日(土)

  • 男子フリースタイル 61・65・97kg級/1回戦~準決勝
  • 男子フリースタイル 57・74・92kg級/敗者復活戦・3位決定戦・決勝

9月18日(日)

  • 男子フリースタイル 61・65・97kg級/敗者復活戦・3位決定戦・決勝

【放送予定】

ネット:olympics.com

■代表選手

男子グレコローマン

  • 55kg級 塩谷優(拓大)
  • 60kg級 文田健一郎(ミキハウス)
  • 63kg級 池田龍斗(日体クラブ)
  • 67kg級 遠藤功章(東和エンジニアリング)
  • 72kg級 堀江耐志(自衛隊)
  • 77kg級 屋比久翔平(ALSOK)
  • 82kg級 岡嶋勇也(警視庁)
  • 87kg級 角雅人(自衛隊)
  • 97kg級 鶴田峻大(自衛隊)
  • 130kg級 園田新(ALSOK)

女子

  • 50kg級 須﨑優衣(キッツ)
  • 53kg級 藤波朱理(日体大)※9月7日付出場辞退
  • 55kg級 志土地真優(ジェイテクト)
  • 57kg級 櫻井つぐみ(育英大)
  • 59kg級 元木咲良(育英大)
  • 62kg級 尾﨑野乃香(慶大)
  • 65kg級 森川美和(ALSOK)
  • 68kg級 石井亜海(育英大)
  • 72kg級 古市雅子(自衛隊)
  • 76kg級 鏡優翔(東洋大)

男子フリースタイル

  • 57kg級 長谷川敏裕(三恵海運)
  • 61kg級 樋口黎(ミキハウス)
  • 65kg級 山口海輝(日体大助手)
  • 70kg級 成國大志(MTX GOLDKIDS)
  • 74kg級 高谷大地(自衛隊)
  • 79kg級 髙橋夢大(日体大)
  • 86kg級 白井勝太(クインテット)
  • 92kg級 高谷惣亮(ALSOK)
  • 97kg級 石黒峻士(新日本プロレス職)
  • 125kg級 山本泰輝(自衛隊)
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