レスリング・藤波朱理が2連覇をかけた世界選手権の出場を辞退

9月10~18日の日程で開催されるレスリング世界選手権に出場を予定していた藤波朱理が、怪我のため出場を辞退することが決まった。

WW 53kg - Akari FUJINAMI (JPN) df. Iulia LEORDA (MDA)11_courtesy of UWW
(United World Wrestling / Kadir Caliskan)

日本レスリング協会が9月7日に発表した内容によると、藤波朱理(ふじなみ・あかり)は8月末の全日本合宿の初日に行われたスパークリングで、左足のリスフラン靱帯(足の甲)を痛めたという。

藤波は自身のインスタグラムで心境を綴り、「怪我が治り切らず、今年の世界選手権は棄権することにしました」とし、「怪我は順調に回復に向かっています。今までにない経験で悔しい気持ちですが、この怪我を必ず意味あるものにして心も体も強くなって戻ってきます」と言葉を並べた。

東京オリンピック日本代表選手ら不在で臨んだ昨年の世界選手権で、藤波は53kg級に出場し、4勝すべてテクニカルフォール(10点差がついた時点で勝利)で優勝を果たした。

18歳の藤波の公式戦での勝利記録は6月の全日本選抜で100連勝を超え、日本レスリング界では吉田沙保里さん、伊調馨さんに続く3人目の大台突破となった。現在の勝利数は103連勝。

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