【卓球】世界選手権・団体戦9日目:女子日本は準優勝…張本智和が2勝も男子日本は3位

中華人民共和国四川省成都市で開催されているITTF世界卓球選手権・団体戦は10月8日、女子決勝と男子準決勝を実施。女子は日本代表を破った中国代表が優勝を果たした。男子日本は、エース・張本智和が2勝を挙げる活躍を見せるも、マッチカウント2-3で中国に敗れて3位となっている。

1 執筆者 渡辺文重
HARIMOTO Tomokazu
(Getty Images)

9月30日に中華人民共和国四川省成都市の成都市体育中心で開幕した2022世界卓球選手権成都大会・団体戦(2022 ITTF World Team Championships Finals Presented by China Telecom)は10月8日に大会9日目を迎え、女子は決勝、男子は準決勝が行われた。

■女子日本、中国に敗れて準優勝

女子決勝の組み合わせは前回と同じ。日本代表と日本代表の対戦となった。第1試合、ITTF世界ランキング15位(第40週・10月4日更新)の木原美悠が同2位の陳夢(チェン・ムン)に挑むも、ゲームカウント0-3(6-11、8-11、8-11)で黒星を喫する。

日本は第2試合、同6位の伊藤美誠で巻き返しを図るも、同3位の王曼昱(ワン・マンユ)に1-3(9-11、11-9、10-12、5-11)。第3試合も同43位の長﨑美柚が同1位の孫穎莎(スン・インシャ)に0-3(7-11、7-11、8-11)で敗れてマッチカウント0-3、前回に続く準優勝となった。

■張本智和が2勝も銅メダル

世界卓球では3位決定戦が行われないため、準々決勝・ポルトガル代表戦における勝利でメダルを確定させた男子日本。準決勝は開催国・中国との対戦になる。

第1試合は、同45位の戸上隼輔が同1位の樊振東(ファン・ジェンドン)に0-3(5-11、10-12、4-11)に黒星。しかし第2試合は、同4位の張本智和が同11位の王楚欽(ワン・チューチェン)を3-1(8-11、11-8、11-6、11-9)で下し、マッチカウントを1-1とする。

第3試合、同119位の及川瑞基が同2位の馬龍(マ・ロン)から第1ゲームで先取する。しかし馬龍は、その後の3ゲームを連取。ゲームカウント1-3(11-8、5-11、5-11、2-11)で第3試合を落とした日本は、第4ゲームの張本に望みを託す。その張本は、樊振東に3-2(11-7、6-11、3-11、11-9、11-9)で勝利を収める。

第5試合は戸上と王楚欽が対戦。戸上は接戦となった第1ゲームを10-12で落とすと、その後も7-11、4-11で落とし、ゲームカウント0-3。張本が2勝を挙げ、王者・中国を追い詰めた日本だったが、決勝進出はならなかった。9日の決勝では中国と、大韓民国代表を破ったドイツ代表が対戦する。

公式サイト:2022 ITTF World Team Championships Finals(WTT)

■世界卓球2022団体戦の放送予定

地上波:テレビ東京系列
BS/CS:BSテレ東

9月30日(金)19時30分~ グループステージ第1戦
10月2日(日)18時30分~ グループステージ第2戦
10月3日(月)20時00分~ グループステージ第3戦
10月4日(火)20時00分~ グループステージ第4戦
10月5日(水)20時30分~ 決勝トーナメント
10月6日(木)20時30分~ 決勝トーナメント

※10月7日(金)以降は日本代表の試合スケジュールに合わせて放送予定。

■世界卓球2022、日本の試合日程

男子(グループ3)

第1戦 vs.イラン代表
第2戦 vs.ルーマニア代表
第3戦 vs.中国香港代表
第4戦 vs.ハンガリー代表

女子(グループ2)

第1戦 vs.スロバキア代表
第2戦 vs.ポーランド代表
第3戦 vs.ハンガリー代表
第4戦 vs.ウズベキスタン代表

男子グループステージ組み合わせ

  1. 中華人民共和国/スロベニア/アメリカ/プエルトリコ/タイ
  2. ドイツ/フランス/インド/カザフスタン/ウズベキスタン
  3. 日本/中国香港/ルーマニア/イラン/ハンガリー
  4. 大韓民国/エジプト/チェコ/カナダ/サウジアラビア
  5. スウェーデン/イングランド/オーストラリア/ポーランド
  6. ブラジル/ポルトガル/デンマーク/スロバキア
  7. チャイニーズタイペイ/クロアチア/ベルギー/シンガポール

女子グループステージ組み合わせ

  1. 中華人民共和国/アメリカ/プエルトリコ/カナダ/マレーシア
  2. 日本/ハンガリー/ポーランド/スロバキア/ウズベキスタン
  3. 中国香港/ブラジル/フランス/イタリア/南アフリカ
  4. 大韓民国/シンガポール/タイ/ルクセンブルク/イラン
  5. ドイツ/エジプト/インド/チェコ
  6. ルーマニア/チャイニーズタイペイ/スウェーデン/ポルトガル

※各グループ2位までと3位の上位チーム、合計16チームが10月5日からの決勝トーナメントに進出する。

2022世界卓球選手権大会日本代表選手(JTTA)

※世界ランクはITTF(国際卓球連盟)シングルス世界ランキング第38週(9月21日更新)を参照

https://www.ittf.com/wp-content/uploads/2022/09/2022_38_SEN_MS.html
https://www.ittf.com/wp-content/uploads/2022/09/2022_38_SEN_WS.html

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