日本代表、終盤の数的不利を乗り切り、ウルグアイ代表に勝利|ラグビー男子欧州遠征

欧州遠征中の15人制ラグビー男子日本代表は現地時間11月16日、フランスでウルグアイ代表と対戦した。

1 執筆者 WATANABE Fumishige/渡辺 文重
HIMENO Kazuki
(Getty Images)

ヨーロッパ遠征「リポビタンDツアー2024」に臨んでいる15人制ラグビー男子日本代表・RAVE BLOSSOMS(ブレイブ・ブロッサムズ)は現地時間11月16日、シャンベリー・サボワ・スタジアム(フランス)でウルグアイ代表とテストマッチを行った。日本代表の世界ランキングは14位、ウルグアイは19位となっている。日本代表の試合登録メンバーは以下の通り。

試合は7分、ウルグアイがトライ。コンバージョンゴール成功で2点を加え、7点を先行する展開となる。日本は前半10分に姫野和樹がトライ。その後、同32分に濱野隼大、同36分に下川甲嗣がトライを決め、18-10と逆転する。しかし同39分に齋藤直人がイエローカードを受け、10分間の退場(シンビン)。ペナルティゴール(PG)を決められ、18-13で前半を終える。

ウルグアイは後半7分、トライとコンバージョンゴールで7点を追加。対する日本は同12分、ジョネ・ナイカブラのトライで23-20と再逆転する。同21分、齋藤直人のPGでリードを広げるも、同25分にワーナー・ディアンズがレッドカードで退場となる。

日本は数的不利となるも、同29分に齋藤がPGを成功させて9点差。同38分にはディラン・ライリーのトライから7点を加えて36-20。日本は苦しい時間帯を乗り切り、ウルグアイに勝利を収めた。日本のテストマッチ勝利は4試合ぶり。

試合後、日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「試合の流れをつかみ始めた頃にキャプテンをイエローカードで失い、良い形の流れをつかめなかった。また残り15分でワーナー・ディアンズをレッドカードで失うなど厳しい面もありましたが、我々としてはファイトをし続けたところが良かったと思います」とコメントしている。

日本は24日、イギリス・ロンドンのアリアンツ・スタジアムで年内最終戦、イングランド代表とのテストマッチに臨む。