ラグビー男子日本代表、サモアに22-24の惜敗…リーチマイケルが前半に退場|リポビタンDチャレンジカップ2023

男子15人制ラグビー日本代表は7月22日、サモア代表とのテストマッチを実施。ワールドカップでも対戦する相手に対し、22-24の僅差で黒星を喫した。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Seungsin Lee
(2022 Getty Images)

男子15人制ラグビー日本代表・BRAVE BLOSSOMSは7月22日、札幌ドーム(北海道札幌市)開催のリポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズでサモア代表と対戦した。

世界ランキングでは10位の日本に対し、サモアは12位。両チームはラグビーワールドカップ(RWC)2023フランスのプール戦でも対戦するため、前哨戦としても注目される試合となった。

日本は6分、代表初キャップとなるアマト・ファカタヴァが先制のトライ。李承信がコンバージョンゴールも成功させて、7-0と幸先のいいスタートを切る。その後も李のペナルティゴールで加点し、リードを広げたが、30分に大きなアクシデント。リーチマイケルのタックルが危険なものと判断され、レッドカードで退場となった。

日本は残り時間を14人で戦うことになり、徐々に流れはサモアへ。37分、押し込まれるようにアラマンダ・モトゥガにトライを許し、コンバージョンゴールも成功。10-10に追いつかれて前半を折り返した。

後半に入り、1人少ないながらも、日本は李のキックで得点を重ねていく。後半2分、7分と立て続けにペナルティゴールを成功。直後にジョナサン・タウマテイネにトライを許し逆転されるが、李が17分、21分にもペナルティゴールを決めて22-17で終盤に入っていく。

しかし後半23分、トゥムア・マヌのトライ、クリスチャン・リアリーファノのコンバージョンゴールでまたしてもサモアが逆転。日本は逆転を狙って攻め続けたが、最後は日本のペナルティーからサモアがボールを蹴り出して試合終了。22-24でノーサイドとなった。

日本の次戦は29日、東大阪市花園ラグビー場(大阪府)でトンガ代表と対戦する。

■リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ

ラグビーワールドカップ(RWC)2023フランスを9月に控える日本代表。7月から8月上旬にかけては、リポビタンDチャレンジカップ2023として日本国内で5連戦を行う。うち最初の2戦目はニュージーランド代表に準じるAll Blacks XVと対戦。そしてサモア代表戦からはパシフィックネーションズシリーズとなり、正式な国際試合としてキャップを獲得することになる。