菊池雄星が5回1失点で今季初勝利、591日ぶり登板の前田健太は好投も援護なく黒星|MLB

米国プロ野球メジャーリーグベースボールは現地時間4月4日、公式戦14試合を実施。ブルージェイズの菊池雄星は5回1失点で今シーズン初勝利を挙げた。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2023 Getty Images)

米国プロ野球メジャーリーグベースボール(MLB)は現地時間4月4日、公式戦14試合を実施した。日本人投手では菊池雄星(トロント・ブルージェイズ)、前田健太(ミネソタ・ツインズ)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)が先発登板。菊池が勝利投手となっている。

4月4日の試合結果(MLB公式HP)

■菊池雄星が今季初勝利

菊池雄星が先発マウンドに上がったブルージェイズは、カンザスシティ・ロイヤルズと対戦した。

今季初登板の菊池は初回を三者凡退に抑えるが、2回の先頭フランミル・レイエスに先制のソロホームランを浴びる。その後は立ち直り3回と4回を三者凡退で終えると、ブルージェイズ打線が菊池の好投に応え2-1と逆転。勝利投手の権利がかかる5回のマウンドに上がった菊池は1アウト1,2塁のピンチを作るが、そこから二者連続三振でピンチを切り抜けた。

菊池は5回69球で降板し打たれたヒットは3本、1失点2奪三振で勝利投手となった。ブルージェイズは4-1でロイヤルズを下した。

■久々登板の前田健太は好投も援護なく敗戦投手に

トミージョン手術を受け、昨シーズンは登板がなかった前田健太。この日のマイアミ・マーリンズで、591日ぶりのマウンドに上がった。

久々の登板でも落ち着いたマウンドさばきを見せる前田は初回を三者凡退に抑えるも、2回にアビサイル・ガルシアにソロホームランを浴びる。先制点を許した前田だが、3回以降は圧巻のピッチング。3回から5回はパーフェクトに抑えた。6回もマウンドに上がったが、先頭のジョン・バーティにシングルヒットを打たれたところで降板している。

前田は6回途中79球1失点9奪三振の好投ながら、味方の援護がなく敗戦投手に。ツインズは0‐1で敗れた。

■ダルビッシュの今季初登板は5回1失点

ワールドベースボールクラシック2023(WBC)日本代表メンバーのダルビッシュ有が今季初登板を迎えた。

アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦の先発マウンドに上がると初回先頭のジョシュ・ロハスにいきなり二塁打を浴びるが、後続を打ち取り無失点の立ち上がりとなった。2回以降もランナーを背負いながら要所を抑えるピッチング。5回1失点3奪三振でまとめ、勝利投手の権利を持って降板した。

だがパドレスはリリーフ陣がリードを守れず6-8で黒星。ダルビッシュに勝敗はついていない。

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