米国プロ野球メジャーリーグベースボール(MLB)は現地時間4月2日、公式戦15試合を実施した。
■大谷翔平が今季初アーチ
大谷翔平所属のロサンゼルス・エンゼルスは、敵地でオークランド・アスレチックスと対戦。大谷は3番指名打者(DH)で先発出場した。
エンゼルスは4回、ローガン・オホッピーの3ランホームランで先制すると、5回に追加点を挙げる。マイク・トラウトが2ランホームランを放った直後、大谷が2者連発となる今季第1号でダメ押し。チームは6-0で勝利し、2連勝とした。
■千賀滉大が初登板初勝利
今季からMLBに移籍したニューヨーク・メッツの千賀滉大が、ローンデポ・パークで行われたマイアミ・マーリンズ戦でメジャー初登板を迎えた。
1回表に2点の援護をもらった千賀だったが、その裏に失点。先頭にいきなりヒットを打たれると、ワイルドピッチでランナーの2塁進塁を許す。そして2番のホルヘ・ソレアにタイムリーツーベースヒットを浴び、1つのアウトも取れないまま1点を失った。その後も2つのフォアボールでノーアウト満塁のピンチを招く。だがここから2者連続三振で2アウトとすると、続くジョン・バーティをライトライナーに抑え、絶体絶命のピンチを脱出。メジャー初登板の初回を最少失点で切り抜ける。
2回以降は立ち直り、5回まで無失点。6回もマウンドに上がると、先頭のジャズ・チザムを三振に斬ったところで降板した。千賀は5回1/3を投げ、3被安打1失点8奪三振。初登板初勝利を手にしている。メッツは5-1で勝利した。
■吉田正尚は勝ち越し打
ボストン・レッドソックスの吉田正尚は、4番DHでボルティモア・オリオールズ戦に先発出場した。
吉田はノーアウト満塁で第1打席を迎えると、ファーストゴロの間に3塁ランナーが生還し先制点をもたらす。さらに同点で迎えた5回裏ノーアウト1,2塁のチャンスでは、初球をセンターにはじき返し勝ち越しタイムリー。先頭で迎えた7回にもレフトへヒットを放つなど、4打数2安打2打点でチームの勝利に貢献した。