IJF(国際柔道連盟)ワールド柔道ツアー、グランドスラム(GS)ハンガリー2022が現地時間7月10日に大会3日目を迎え、男子3階級、女子2階級の試合が行われた。
■女子結果
78kg超級の冨田若春が決勝に進出。ロンドン2012金メダリストで、リオデジャネイロ2016とTokyo2020では銀メダルを獲得しているイダリス・オルティス(キューバ)と優勝を争った。試合は4分間の本セでは決着がつかず、ゴールデンスコアにもつれる。最後はオルティスに3つ目の指導が与えられ、冨田が優勝を飾った。
78kg級にはTokyo2020金メダリストの濵田尚里が登場。濵田はプール戦2回戦で敗れたが、敗者復活戦を勝ち上がり3位となった。なお、濵田を2回戦で破ったアリーチェ・ベッランディ(イタリア)が同階級を制している。
なお、冨田と濵田は、今年の10月に予定されている「世界柔道選手権大会タシケント2022」の日本代表にすでに選出されている。
■男子結果
男子では100kg級の飯田健太郎と90kg級の村尾三四郎が優勝した。飯田は決勝でリオデジャネイロ2016銀メダリストのヴァルラーム・リパルテリアニ(ジョージア)に勝利。村尾はクリスティアン・パルラティ(イタリア)を決勝で下している。なお飯田は、「世界柔道選手権大会タシケント2022」の日本代表、村尾は補欠に選出されている。
100kg超級は日本人選手の出場がなかった。同階級優勝は、ロンドン2012、リオ2016金メダルのテディ・リネール(フランス)。
■日本選手団結果
- 男子100キロ級 飯田健太郎(旭化成):優勝
- 男子90キロ級 村尾三四郎(東海大学4年):優勝
- 男子81キロ級 藤原崇太郎(旭化成):3回戦棄権
- 男子66キロ級 阿部一二三(パーク24):優勝
- 女子78キロ超級 冨田若春(コマツ):優勝
- 女子78キロ級 濵田尚里(自衛隊体育学校):3位
- 女子70キロ級 新添左季(自衛隊体育学校):優勝
- 女子63キロ級 堀川恵(パーク24):優勝
- 女子57キロ級 舟久保遥香(三井住友海上火災保険):優勝
- 女子48キロ級 渡名喜風南(パーク24):優勝
役員
- 男子監督 鈴木桂治(国士舘大学)
- 女子監督 塘内将彦(旭化成)
- 男子コーチ 古根川実(大阪府警察)、百瀬優(旭化成)、小野卓志(帝京平成大学)、秋本啓之(デジタルスポーツジャパン)
- 女子コーチ 上野順恵(三井住友海上火災保険)、池田ひとみ(自衛隊体育学校)、生田秀和(大阪体育大学)、平野幸秀(兵庫県警察)
- 男子総務コーチ 山田祐太(国士舘大学)
- 男子トレーナー 野元悠司(グローバルスポーツ医学研究所)
- 女子トレーナー 江本祐一(グローバルスポーツ医学研究所)