現地時間9月2日、ヨーロッパ各地で男子サッカー国内リーグ戦が行われた。ここでは主要な1部リーグで活躍した日本人選手を中心に紹介する。
■久保建英2得点、チームは今季初勝利
スペイン1部ラ・リーガは第4節を実施。久保建英所属のレアル・ソシエダはホームのエスタディオ・アノエタ(サン・セバスティアン)でグラナダCFと対戦した。
久保は9分、ディフェンスラインの裏へ抜け出し、チームに先制点をもたらす。ソシエダは35分、オウンゴールで追いつかれるも、44分に再び久保がゴール。右サイドからカットインすると、左足でゴールネットを揺らす。ソシエダは後半に3点を加えると、76分に久保も交代で退く。ソシエダは終盤に2失点を喫するも、5-3で勝利。1勝3分けと開幕から無敗を続けている。
開幕戦の1得点でスペイン1部通算16点、乾貴士と並んでいた久保はこの日の2得点で18点となり、単独の日本人最多得点者となった。
■浅野拓磨が2得点、板倉滉もゴール
ドイツ・ブンデスリーガは第3節を実施。WWKアレナ(アウグスブルク)では、FCアウクスブルクとVfLボーフムによる一戦が行われた。
ボーフムは1点ビハインドで迎えた前半アディショナルタイム、浅野拓磨がこぼれ球をペナルティエリア外から突き刺し、同点とする。浅野は今季初得点。後半に勝ち越しを許したボーフムは64分、再び浅野のゴールで追いつく。浅野はディフェンスラインの裏に抜け出すと、右足で相手GKの意表を突くことに成功する。試合は2-2で終了。浅野は81分に途中交代。アウクスブルクの奥川雅也は負傷により欠場となった。
ボルシア・メンヒェングラートバッハの板倉滉は、ボルシアパルクで行われたFCバイエルン・ミュンヘン戦にフル出場。30分にヘディングで先制ゴールを決める。試合は後半、バイエルンのドイツ代表FWレロイ・サネ、そしてフランス出身18歳のFWマティス・テルがゴール。ボルシアMGは1-2で黒星を喫し、今季初勝利はおあずけとなった。
■鎌田大地の決勝弾で今季初白星
イタリア・セリエAでは、鎌田大地所属のSSラツィオがSSCナポリとのアウェイゲームに臨んだ。
スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われた試合は30分、スペイン代表歴のあるMFルイス・アルベルトのゴールで、ラツィオが先制する。しかし直後の32分に失点。ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキにゴールネットを揺らされる。
1-1で迎えた52分、ラツィオはカウンター攻撃を仕掛け、最後は鎌田が左足を振り抜く。このゴールが決まり、ラツィオが2-1と勝ち越しに成功する。先発出場の鎌田は65分に交代。開幕2連敗のラツィオが、2-1で今季初白星を挙げた。
■三笘薫は1アシストで勝利に貢献
イングランド・プレミアリーグでは、三笘薫の所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCがホームのアメリカンエクスプレス・コミュニティ・スタジアムで、ニューカッスル・ユナイテッドFCと対戦した。試合はブライトンの18歳、アイルランド代表FWエバン・ファーガソンが躍動する。27分、65分、70分とゴールを決めてハットトリック。3-1でブライトンが勝利を収めた。三笘はフル出場。ファーガソンの3点目をアシストするなど、勝利に貢献している。
ブライトンは4勝1敗で暫定4位。開幕4連勝のマンチェスター・シティFCが首位に立っている。なお遠藤航所属のリバプールFC、冨安健洋所属のアーセナルFCは3日に試合を行う。