BEXCO(釜山国際展示場/大韓民国)で2月16日に開幕したITTF(国際卓球連盟)世界卓球選手権釜山大会・団体戦(ITTF World Team Table Tennis Championships Finals Busan 2024 Presented by BNK Busan Bank)は22日、男女の準々決勝6試合を行った。
上位8チームにパリ2024卓球・団体戦の出場枠が与えられる同大会。日本代表は張本智和、戸上隼輔、篠塚大登、田中佑汰、松島輝空(以上、男子)、早田ひな、平野美宇、伊藤美誠、張本美和、木原美悠(以上、女子)で臨み、男女とも出場枠を獲得。ここからは世界の頂点を目指す戦いとなる。
■男子日本、中国に力負け
3位決定戦は行われないため、メダルの懸る準々決勝。男子の対戦相手はITTF世界ランキングのトップ5(2024年2月20日付)を擁する中華人民共和国代表となった。
第1試合は、世界ランク1位のファン・ジェンドン(樊振東/FAN Zhendong)に同33位の松島が挑む構図となる。松島は第1ゲームを13-11で先取するも、その後は10-12、10-12、6-11と3ゲームを連取されて黒星を喫した。
第2試合は、同9位の張本智と同2位のワン・チューチン(王楚欽/WANG Chuqin)の対戦。張本は第1ゲームを奪うも、その後は主導権を奪われてゲームカウント1-3(11-8,2-11,7-11,6-11)で敗れる。
追い込まれた日本は、同3位のマ・ロン(馬龍/MA Long)と対戦する同73位の篠塚に望みを託すこととなる。マに11-9、11-5と2ゲームを連取された篠塚は第3ゲーム、粘り強い戦いで11-9と1ゲームを奪取する。しかし続く第4ゲームを9-11で失い、ゲームセット。日本は0-3でベスト8敗退となった。
■女子日本、メダルを確定
日本はルーマニア代表戦に2000年生まれの3人、伊藤、早田、平野を送り出す。
第1試合、同14位の伊藤は同12位のベルナデッテ・スッチ(Bernadette SZOCS)と対戦。9-11、11-5、11-5、6-11で迎えた第5ゲームを11-9で制し、日本に先勝をもたらす。
同5位の早田は第2試合1ゲーム目を落とすも、その後は同59位のアンドレア・ドラゴマン(Andreea Dragoman)を圧倒。ゲームカウント3-1(8-11,11-4,11-4,11-5)でメダルに王手をかける。
第3試合に登場した同18位の平野は、同31位のエリザベタ・サマラ(Elizabeta SAMARA)を寄せ付けずストレート勝ち(11-7,11-7,11-6)。日本は準決勝にコマを進め、メダル獲得を確定させた。日本は23日、決勝進出を懸けてホンコン・チャイナと対戦する。
■ITTF世界卓球選手権釜山大会(団体戦)
▼大会日程
2月16日(金)グループラウンド1
- 10:00 Session 01
- 17:00 Session 02
2月17日(土)グループラウンド2
- 10:00 Session 03
- 17:00 Session 04
2月18日(日)グループラウンド3
- 10:00 Session 05
- 17:00 Session 06
2月19日(月)グループラウンド4
- 10:00 Session 07
- 17:00 Session 08
2月20日(火)グループラウンド5
- 10:00 Session 09
- 17:00 Session 10
2月21日(水)ラウンド24/ラウンド16
- 10:00 Session 11
- 17:00 Session 12
2月22日(木)準々決勝
- 10:00 Session 13
- 17:00 Session 14
2月23日(金)男子準々決勝/女子準決勝
- 10:00 Session 15
- 17:00 Session 16
2月24日(土)男子準決勝/女子決勝
- 13:00 Session 17
2月25日(日)男子決勝
- 20:00 Session 18
▼放送予定・ライブ配信
- 地上波:テレビ東京
- BS/CS:BSテレ東
- ネット:TVer、World Table Tennis(You Tube)