スノーボードの**平野歩夢(あゆむ)と海祝(かいしゅう)は、共にオリンピックでの銀メダルを平野家に持ち帰った兄弟アスリートだ。歩夢はソチ2014と平昌2018で、海祝は2020年のローザンヌ・ユースオリンピックで。そんなふたりには、北京2022冬季オリンピック**での金メダルに期待が寄せられている。
「お兄ちゃんは誇りに思ってくれると思います」。ローザンヌ2020ユースオリンピックで銀メダルを獲得した後、海祝は兄・歩夢について、「とても尊敬していて、刺激を受ける存在です。僕もお兄ちゃんのようになりたいと思います」と口にした。
2022年2月11日に行われる北京オリンピック男子ハーフパイプの決勝で、彼らはメダル候補として注目されることが予想される。Olympics.comは、平野海祝にオリンピックでの目標や兄との関係について話を聞いた。
スノーボード: 平野海祝インタビュー
Olympics.com(以下、OC): 現在の調子はどうですか?
平野海祝(以下、平野):すべて順調で、気持ちよく過ごしています。
OC: スノーボードは体力面で大変ですか? それとも精神面が難しいですか?
平野: 練習や大会において、足や体調に特に注意を払っています。
OC: 何歳でスノーボードを始めましたか?
平野: 12歳のときにスノーボードを始めました。週末や学校の後にスケートボードをやっていて、スノーボードも同じでした。
OC: 幼い頃に憧れた人物は誰ですか?
平野: 真剣に練習に取り組むお兄ちゃんを尊敬しています。ハーフパイプの(米国人のスノーボーダー)ダニー・デイヴィスも好きです。日本人スノーボーダーとスタイルが違います。
OC: 他のスポーツで憧れた選手は誰ですか?
平野: 野球の鈴木一朗選手が好きです。お兄ちゃんがよくイチローさんの個性や才能について話してくれました。
平野海祝、兄・歩夢の影響を語る
OC: お兄さんの成功を受けて、弟としてプレッシャーを感じることはありますか?
平野: それについては、あまりプレッシャーを感じることはありません。
OC: お兄さんの存在あったからスノーボーダーになろうと思ったのですか?
平野: お兄ちゃんの影響を受けました。ソチオリンピックでお兄ちゃんがメダルを獲得したのを見て、スノーボーダーになりたいと思うようになりました。
OC: アドバイスをもらったり、励まされたりすることはありますか?
平野: 練習の時はお互い自分のことに集中していて、話すことはありませんが、家に帰ったら、スノーボードについて話すことはあります。お兄ちゃんの意見を聞くと、自分の中の違った一面を知ることができます。
OC: ローザンヌ2020ユースオリンピックの思い出を教えてください。
平野: ユースオリンピックでメダルを取れたことは最高の思い出です。他の国の選手に会えたことも大きかったです。日本のスノーボーダーのレベルは高かったと思います。
OC: ユースオリンピックでの経験は、冬季オリンピックのための良い準備になったと思いますか?
平野: はい。ユースオリンピックではメダルを取る自信を持って大会に挑めました。
OC: 北京2022での目標は何ですか?
平野: 金メダルを取りたいです。自分のパフォーマンスで見ている人たちを驚かせたいです。
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