世界体操日本代表帰国…渡部葉月「来年こそはパリの権利を」宮田笙子「先を見据えて、練習を」

パリ 2024

イギリスで閉幕したばかりの「世界体操選手権大会2022」の日本選手団が、11月8日に帰国した。女子個人の種目別平均台で金メダルに輝いた渡部葉月と、銅メダル獲得の宮田笙子が、その喜びや今後の目標を語った。

1 執筆者 Yukifumi Tanaka/田中幸文
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(2022 Getty Images)

11月6日にイギリス・リバプールで閉幕した「世界体操競技選手権大会2022」の日本代表選手団が、8日帰国し、女子個人種目別平均台で表彰台に並んだ、金メダリストの渡部葉月と、銅メダリストの宮田笙子の2名が、到着した空港にて結果報告の会見を行い、喜びや今後の目標をメディアの前で語った。

女子日本代表は今大会の団体戦にも出場したが、最終7位に終わり、上位3チームに付与されるパリ2024の団体出場枠を逃している。

渡部葉月

「もともとは補欠だった。団体戦にも出場することができ、たくさんのいい経験ができてよかった」
「補欠で最初はあまり注目されていなかったと思うんですが、メダルが取れて、家族や友達や先生が喜びのラインをくれました。『ニュースを見たよ』とか連絡をもらうと、だんだん実感が湧いてきます」
「(個人種目別は)大きな舞台で、ひとりで演技するという緊張の中、大きな失敗がなく、演技をやり切ることができたのは自信になりました」
「たくさん応援していただいて、とても感謝しています。その方々に、優勝という結果を見せることができて、よかったです」
「来年(世界選手権2023)こそは、団体でパリの権利を取れるように、また個人総合でも世界で戦えるような選手になれるように頑張りたい」

宮田笙子

「初めての世界選手権で(銅メダルという)高い順位で終えられたこと、大過失なく終えられたこと、すごく良かった。来年に繋げたいと思います」
「(大会前)日本にいる間、点数が伸びなかったり、自分に自信がない状態のまま、(現地へ)行くことになった。でも、向こうに行って、自分らしさを全開で演技することができて、周りの評価もよく、自信もついた」
「(個人種目別のゆかで決勝出場がリザーブだったけれど)正選手の1人が(直前に)棄権となって、(決勝へ)出ることになった。(事前準備のアップを)ほとんど何もしない状態で会場に行くことになって。そんな経験は今までなかったので、すごく不安なまま演技をして、自分らしさが出せなかったことにすごく悔いが残っている」
「どういう状態であっても、自分らしい演技ができるように準備したいなと思いました」
「(得意としていない平均台でメダルを獲得できたことについて)もちろん嬉しいんですけど、得意種目でメダルを取りたいっていう思いもありました」
「先を見据えて、来年(世界選手権2023)の舞台にもう1回立って、メダルが取れる選手になれるように、練習を頑張りたいと思います」
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