吉田優利、降雨の難戦を制してメジャー初優勝!ワールドレディスサロンパスカップ2023最終日

国内女子ゴルフメジャー今季初戦の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は5月7日、雨が降り続く中で最終の第4ラウンドを実施した。2日目から首位を独走していた吉田優利が、濡れた芝の難コースを制し、通算1オーバーと逃げ切って、キャリア初のメジャー制覇を成し遂げた。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2023 Getty Images)

JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアー2023シーズンの公式競技(国内メジャー)第1戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」が茨城県つくばみらい市にある茨城ゴルフ倶楽部 西コース(6780ヤード/パー72)で行われ、大会最終日の5月7日、決勝の第4ラウンドを実施した。

リーダーボード(JLPGA)

降雨による悪天候が予報されていたことから、第1組のスタート時刻を早朝6:30に変更された最終日の決勝ラウンド。その天気予報の通り、強い風と雨が降りしきる中で今季最初の国内女子ゴルフメジャータイトルをかけた争いが行われた。

時折風が吹き、芝が雨に濡れたせいで、これまで以上に読みにくくなった難コースで多くの選手が大苦戦を強いられる。単独首位からスタートした吉田優利もそのひとりで、第1ホールでバーディーを奪ったものの、第6、第9ホールでボギーを叩いてしまい、スコアを1つ落とす。しかし、吉田はバックナインに入っても集中力を切らさずに、2バーディー、2ボギーで耐え凌ぐ。最終的に、3バーディー、4ボギーの「73」で回った吉田は、通算1オーバーでトップスコアを守り抜き、自身初となるメジャー制覇を成し遂げ、2021年9月以来ツアー通算3勝目を飾った。

このほか、2位には吉田と3打差となる通算4オーバーで申ジエ(韓国)、3位タイには通算6オーバーでイ ソミ(韓国)、小祝さくら、上田桃子、リ ハナ(韓国)の4選手が並んだ。

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ2023の賞金総額1億2000万円、優勝賞金2400万円となっている。

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