JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアー2023シーズン第11戦「RKB×三井松島レディス」が、福岡市にある福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6299ヤード/パー72)にて5月12日から14日までの3日間にわたり行われ、大会最終日の14日は決勝となる第3ラウンドを実施した。
前日までの予選ラウンドで首位タイに立っていた岩井双子の姉・明愛は、バックナインで2つのボギーを叩いてしまい、3バーディー、2ボギーの「71」で最終ラウンドをホールアウトし、スコアをひとつ伸ばすだけに留まる。一方、7位タイからスタートした妹・千怜は、前半に4つ、後半に3つのバーディーを奪って猛チャージ。さらに、2022年シーズンの年間女王に輝く山下美夢有も、6つのバーディーを決めて、スコアボードのトップに躍り出た。最終的に、山下と岩井姉妹が通算11アンダーでトップに並び、3名によるプレーオフへと突入した。
優勝決定戦となるプレーオフは最終の第18ホール(パー5)で行われ、2ホール目で決着がついた。山下と岩井明がバーディーパットを外し、2人のパーセーブを見届けた岩井千が、1メートルほどの距離を冷静に沈めて拳を高く突き上げた。最終的に岩井千がプレーオフを制し、今シーズン初、ツアー通算では3度目の優勝を飾った。
2位タイには、山下と岩井明が並び、前日首位タイからスタートした青木瀬令奈がトップと1打差の通算10アンダーで4位、申ジエはスコアを3つ落として、10位タイに後退している。
RKB×三井松島レディス2023の賞金総額は1億2,000万円、優勝賞金は2,160万円となっている。