日本ゴルフツアー機構(JGTO)2022シーズンの第18戦「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」は9月25日、兵庫県小野市にある小野東洋ゴルフ倶楽部(7113ヤード/パー72)において最終の第4ラウンドを行った。
前日1位タイからスタートしたアマチュア出場の蟬川泰果(東北福祉大学)が、後半ホールで連続5バーディーを奪うなど圧巻のプレーで攻撃する。最後の第18ホールはボギーを叩いてしまったものの、最終的に8バーディー、2ボギーの「66」でホールアウトした蝉川は、スコアを6つ伸ばして、通算22アンダーを記録し、そのまま首位を守り抜いてツアー初優勝を達成した。
アマチュア選手の優勝は、過去には石川遼(2007年)、松山英樹(2011年)、中島啓太(2021年)などがおり、蝉川は史上6人目となる。また、前年の中島の優勝に続いて、パナソニックオープンではアマチュア選手が2大会連続で頂点に立った。
蝉川の優勝が決まった瞬間には、同学年で共に切磋琢磨し、今大会がプロデビューとなった中島が駆け寄って、その快挙を称える涙ぐましいシーンも見られた。
このほか、前日4位タイからスコアを6つ伸ばして、トータル21アンダーに終わった岩﨑亜久竜(フリー)が2位、岩﨑と2打差となる通算19アンダーの桂川有人(国際スポーツ振興協会)が3位に入った。
パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップの賞金総額は1億円、優勝賞金は2,000万円となっている。