日本ゴルフツアー機構(JGTO)、韓国プロゴルフ協会、アジアンツアーの3ツアーが共同主管する「The 38th Shinhan Donghae Open ゴルフ大会(以下:シンハン ドンヘOP)」が、9月11日に奈良県奈良市のKOMAカントリークラブ(6418ヤード/パー71)にて最終の第4ラウンドを行った。
前日5位タイからの発進で、現在賞金ランキングトップに立つ比嘉一貴(フリー)が、前半ホールで4つのバーディーパットを沈めて、勢いに乗る。後半最初の第10ホールでボギーを叩くも、続く第11ホールでバーディーを取り返す。さらに、第17と第18ホールで連続バーディーを決め、7バーディー、1ボギーの「65」をマーク。最終的にスコアを6つ伸ばし、トータル20アンダーで逆転優勝を果たした。これにより、比嘉は今シーズン3勝目、通算で5勝目をあげた。
また、2位タイにはチョ・ミンギュ(韓国)、ティラワット・ケーオシリバンディット (タイ)、シン・ヨング(カナダ)の3名が、トータル18アンダーで並んだ。
シンハン ドンヘOPは、韓国におけるゴルフの発展を目的に1981年に創設され、今年の開催で38回目を数える。大会初期の頃から、日本をはじめとするアジア諸国の選手の参加を受け入れ、国際的なゴルフ大会としての地位を確立し、韓国国内にとどまらず、アジア地域における国際競争力の向上にも大きな役割を果たしてきた大会のひとつであり、今回初めて日本で開催された。また、JGTO、韓国プロゴルフ協会、アジアンツアーの3ツアーが共同主管して実施するのは、2019年以来3年ぶりとなる。
シンハン ドンヘOPの賞金総額はおよそ1億4,600万円、優勝賞金は約2,300万円となっている。