富士桜カントリー倶楽部(山梨県南都留郡/7541ヤード・パー71)において、国内男子ゴルフツアー「フジサンケイクラシック」が開催され、9月4日に最終の第4ラウンドを実施した。
この最終日を3位タイでスタートしたプロ2年目の大西魁斗(ZOZO)が、前日の第3ラウンドに続いて好調なプレーで攻める。前半と後半のホールで、それぞれ3バーディを決め、最終的に6バーディ、3ボギーの「68」でホールアウトし、スコアを3つ伸ばしてトータル11アンダーとなり、勝負の行方を見守る。
前日トップに立っていたパク・サンヒョン(フリー/韓国)は最終組でコースを回り、4バーディ、4ボギーの「71」でイーブンに終わり、スコアを伸ばすことができず、通算11アンダーで大西と並んだことから、両者によるプレーオフ(優勝決定戦)の実施が決まった。
プレーオフは、最終の第18ホール(パー4)で行われた。1ホール目で、パクのパー以上が確定している緊張感が漂う中、大西がきっちりとバーディパットで沈め、劇的な逆転勝利で自身初となるツアー優勝を成し遂げた。
このほか、前日2位からスタートした岩田寛(フリー)が、トータル10アンダーとなり、順位をひとつ落として3位に終わった。
フジサンケイクラシックの賞金総額は1億1,000万円、優勝賞金は2,200万円となっている。