【動画あり】30周年…オリジナル10抑えてヴィッセル神戸が首位堅守|J1第13節

1993年5月15日にキックオフを迎えたJリーグ。30周年を迎える中、ヴィッセル神戸がオリジナル10を抑え、首位を走っている。

1 執筆者 渡辺文重
MUTO Yoshinori
(時事)

日本プロサッカーリーグ・明治安田生命Jリーグは5月12日から14日にかけ、J1第13節の全9試合を行った。Jリーグは1993年5月15日、横浜マリノス対ヴェルディ川崎で“キックオフ”。各地で30周年を祝うイベントが行われた。

Jリーグ公式:日程・結果 明治安田生命J1リーグ第13節

開幕当初からJリーグに所属する“オリジナル10”の1つ、昨季王者の横浜FMはデンカビッグスワンスタジアム(新潟県新潟市)でアルビレックス新潟と対戦。前半アディショナルタイム、MF藤田譲瑠チマのヘディングシュートで先制する。しかし後半は新潟が主導権を握る。57分、MF伊藤涼太郎がGKをかわして同点ゴールを流し込むと、67分にはMF三戸舜介のミドルシュートが決まる。ホームの新潟が、逆転で5試合ぶりの白星を挙げた。

初年度のファーストステージ(サントリーシリーズ)を制した鹿島アントラーズは、国立競技場(東京都新宿区)で名古屋グランパスと対戦した。この対戦カードは1993年の第1節と同じ。この試合は元ブラジル代表MFジーコのハットトリック、FWアルシンド(ブラジル)の2得点で、鹿島が5-0勝利を収めた。なお名古屋の長谷川健太監督は、清水エスパルスの選手として開幕戦のピッチに立っている。

試合は29分、CKから鈴木優磨が頭で合わせ、鹿島が先制する。さらに84分、相手GKの好セーブに遭いながらも知念慶が押しこみ、リードを広げる。試合は2-0で鹿島が勝利。5試合連続無失点の5連勝を飾った。

こちらも開幕戦と同カード、浦和レッズとガンバ大阪が埼玉スタジアム2002で対戦した。30年前はG大阪が現取締役・和田昌裕氏の得点で1-0白星。今回の対戦も、チュニジア代表FWイッサム・ジェバリのゴールで、G大阪が先制する。AFCチャンピオンズリーグ優勝の浦和は前半アディショナルタイム、DFアレクサンダー・ショルツ(デンマーク)のPKで同点にすると、後半にMF大久保智明、MF安居海渡がゴール。3-1で逆転勝利を収めた。

首位のヴィッセル神戸は、オリジナル10のサンフレッチェ広島をノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市)に迎えた。神戸は47分、武藤嘉紀がクロス。これがオウンゴールを生み、先制に成功する。後半アディショナルタイムには、武藤がミドルシュートを沈める。2-0で勝利を収めた神戸が、4戦負けなし。神戸を追う上位陣が軒並みつまずく中、2位との勝点差を5に広げた。

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