2023明治安田生命J1リーグ第12節の8試合が、5月6日から7日に開催された。
■神戸は横浜FCに快勝
首位のヴィッセル神戸は、前節初勝利を挙げた18位横浜FCをホームに迎えた。
前半は立ち上がりから拮抗した展開が続いたが、終了間際に試合が動く。神戸は大迫勇也が相手GKブローダーセンに倒されPKを獲得すると、大迫が自ら決め先制に成功。神戸1点リードで折り返す。
神戸は後半立ち上がりから追加点を狙い攻め込むと52分、山口蛍のボール奪取から大迫がキープしチャンスメイク。左サイドでボールを受けた汰木康也がカットインからシュートを放つと、そのこぼれ球を大迫が押し込み2-0とした。直後の54分には佐々木大樹がゴールを奪い、神戸は3-0で快勝。首位をキープしている。
■4連勝の鹿島が暫定5位浮上
3連勝中の鹿島アントラーズは、セレッソ大阪とのアウェイゲームに臨んだ。
降雨の影響でピッチには水が浮く悪コンディションに両チーム苦しんで決定機を作り出せず、前半はスコアレスで終える。後半も目立ったチャンスは少なかったものの、鹿島が67分にセットプレーをものにして先制に成功する。樋口雄太の右コーナーキックからアルトゥール・カイキが折り返すと、相手DFに当たったボールを関川郁万が押し込んだ。これが決勝点となり、鹿島は難しい試合を制し4連勝。暫定ながら5位に浮上している。敗れたセレッソ大阪は「大阪ダービー」からの連勝とはならず、9位に後退した。
■横浜FM、名古屋、広島も勝利で神戸を追走
横浜F・マリノスはホームで京都サンガF.C.と対戦。10分に西村拓真の得点で幸先良く先制するが、40分に京都・福田心之助にネットを揺らされ1‐1で試合を折り返す。それでも49分にオウンゴールで勝ち越すと、ヤン・マテウスと水沼宏太の追加点で突き放し、4-1で白星。首位の神戸を勝点差2で追っている。
3位の名古屋グランパスはガンバ大阪に1-0の完封勝利。サンフレッチェ広島もアビスパ福岡を3‐1で破った。広島は消化試合が1つ少ないながら、名古屋と並び3位。神戸と3ポイント差に付けている。
川崎フロンターレは脇坂泰斗の決勝点でサガン鳥栖を1‐0で下し、6位に浮上している。北海道コンサドーレ札幌はFC東京に5‐1で大勝。アルビレックス新潟と柏レイソルは、スコアレスドローに終わった。
なお、AFCチャンピオンズリーグ決勝に出場した浦和レッズの試合は延期されている。第12節では湘南ベルマーレと対戦。試合は6月28日に行われる。