2022-23シーズンの佳境を迎えているヨーロッパ男子サッカー国内リーグ戦。日本人選手も、所属チームで活躍を見せている。ここでは現地時間5月20日に行われた試合を紹介する。
■ソシエダ、カンプノウで白星
スペイン1部ラ・リーガ第35節、FCバルセロナ対レアル・ソシエダがカンプノウ(バルセロナ)で行われた。ソシエダの久保建英はベンチスタート。ソシエダは5分、Tokyo2020男子サッカー銀メダルのMFミケル・メリーノ(スペイン)が、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの股を抜くシュートで先制する。
久保は58分から出場する。久保は71分、ドリブルで左サイドに展開。ここからMFイゴール・スベルディア(スペイン)、ノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートとつながり、ゴールネットを揺らす。すでにリーグ優勝を決めているバルセロナは90分、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが1点を返すも、反撃もここまで。ソシエダが2-1で勝利を収めた。
ソシエダは勝点65で、来季UEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグ出場圏内の4位。圏外の5位、ビジャレアルCFとは勝点差5となっている。
■鎌田大地が2試合連続弾
ドイツ1部ブンデスリーガ第33節、FCシャルケ04対アイントラハト・フランクフルトがフェルティンスアレーナ(ゲルゼンキルヒェン)で行われた。アウェイのフランクフルトはMF鎌田大地が先発、DF長谷部誠はベンチスタート。シャルケDF吉田麻也はベンチ外だった。
試合は1分、シモン・テロッデ(ドイツ)のゴールでシャルケが先制する。フランクフルトは21分、鎌田が2試合連続となる今季リーグ戦9点目で追いつく。ペナルティエリア外側から右足一閃、ゴールネットを突き刺した。試合は後半、フランクフルトがリードを奪うも、終盤に追いつかれて2-2。上位を目指すフランクフルト、残留を目指すシャルケともに痛み分けとなった。
■上田綺世が今季21点目
ベルギー1部はレギュラーシーズンが終了。UEFAヨーロッパリーグ出場権を懸けたプレーオフ2の第4節では、セルクル・ブルージュとKAAヘントがゲラムコアレーナ(ヘント)で対戦した。セルクル・ブルージュFW上田綺世はフル出場。70分に今季リーグ戦21点目となるPKを成功させるも、チームは2-2で引き分けた。
■古橋亨梧、今季公式戦31ゴール
スコットランド1部プレミアシップ第36節、すでに優勝を決めているセルティックFCはホーム・セルティックパーク(グラスゴー)にセント・ミレンFCを迎える。セルティックはDF岩田智輝、MF旗手怜央、FW古橋亨梧、FW前田大然が先発、DF小林友希がベンチ入りした。
セルティックは0-1で迎えた14分、岩田、旗手、古橋とつないで同点とする。古橋は今季リーグ戦25点目、公式戦31点目を記録した。試合は、両チームが1点ずつを加えて2-2でタイムアップとなる。岩田、古橋はフル出場。小林の出場機会はなかった。