明治安田生命J1リーグ所属の18チームとJ2所属2チーム、20チームによって争われるJリーグYBCルヴァンカップは、9月25日に準決勝第2戦となる2試合を実施し、第1戦の成績と合わせて、サンフレッチェ広島がアビスパ福岡を、セレッソ大阪が浦和レッズを下して、それぞれ決勝行きを決めた。
1. 浦和 vs C大阪
前回の準決勝第1戦では、1−1のドローで終わっている両チーム。言い換えれば、アウェー戦で1ゴールを決めている浦和がアドバンテージをもって、この第2戦のホーム戦(埼玉スタジアム2002)に臨んでいた。
開始から激しい攻防が続く試合展開となったが、前半23分にC大阪が先制ゴールを決めると、一気に流れを引き寄せる。その7分後には、もう1点を追加したC大阪は、後半にも2ゴールを奪って、敵地で4点をあげる猛攻をみせた。これにより、準決勝2戦合計スコアを5−1として、C大阪が2年連続で、ルヴァンカップ決勝行きを決めた。
2. 広島 vs 福岡
もうひとつの対戦カードは、サンフレッチェ広島のホームであるエディオンスタジアム広島で行われた。前回の第1戦では広島が敵地で2−3と勝ち越しており、有利な状況でこのホーム戦に臨んだ。
複数ゴールが必要な福岡は果敢に攻めるも、広島の牙城を崩すことができずに、時間だけが過ぎていく。アドバンテージのある広島は、熟知しているピッチで余計なリスクを冒すことなく、かつ攻撃の手を緩めない。結果的に、この試合は0−0のスコアレスに終わり、第1戦のスコアのまま、広島が8年ぶりにルヴァンカップ決勝行きのチケットを手中に収めた。
今年で30回目という節目を迎えるルヴァンカップの決勝は、国立競技場(東京都新宿区)において、10月22日(土)13:05キックオフの予定だ。
また、試合の模様はフジテレビ系列にて全国生中継されることが発表されている。