■回顧
世界最高のフットボーラー、リオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表は大会前、過去5回の優勝を誇るブラジル代表や前回王者のフランス代表と並び、優勝候補の一角に挙げられていた。そのため、初戦・サウジアラビア代表戦は“楽勝”と思われたが、今大会より導入された半自動オフサイドテクノロジーの前に、ゴールの取り消しが続く。アルゼンチンはメッシのゴールで先制するも、48分、53分に失点。1-2の逆転負けという最悪の結果に終わった。
それでも続く2試合は連勝。首位でグループステージ突破を決める。一方、最高のスタートとなったサウジアラビアだったが、その後は連敗。最下位でグループステージ敗退となった。
ラウンド16進出もう1枠は、ポーランド代表とメキシコ代表の争いとなる。両チームは初戦で対戦してスコアレスドロー。第2節は、ポーランドがサウジアラビアに2-0。メキシコがアルゼンチンに0-2と対照的な結果となる。第3節は、ポーランドがアルゼンチンに0-2黒星。メキシコが2-0以上のスコアでサウジアラビアに勝利できるかが焦点となる。
試合は90分を経過した時点で、メキシコが2-0のリード。このまま試合が終了した場合、両チームは得失点差で並ぶため、総得点、直接対決の結果、フェアプレーポイント、抽選の順で順位が決まることになる。次の1点で全てが決まるという状況でゴールを決めたのは、サウジアラビアFWサレム・アルダウサリ。アルゼンチンから逆転ゴールを挙げたストライカーの得点により、メキシコは勝利を収めるもグループステージ敗退となった。
■試合結果
第1節
アルゼンチン 1-2 サウジアラビア
- 10'リオネル・メッシ(アルゼンチン)
- 48'サレハ・アルシェハリ(サウジアラビア)
- 53'サレム・アルダウサリ(サウジアラビア)
メキシコ 0-0 ポーランド
第2節
ポーランド 2-0 サウジアラビア
- 39'ピオトル・ジエリンスキ(ポーランド)
- 82'ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド)
アルゼンチン 2-0 メキシコ
- 64'リオネル・メッシ(アルゼンチン)
- 87'エンソ・フェルナンデス(アルゼンチン)
第3節
ポーランド 0-2 アルゼンチン
- 46'アレクシス・マック・アリスター(アルゼンチン)
- 67'フリアン・アルバレス(アルゼンチン)
サウジアラビア 1-2 メキシコ
- 47'エンリ・マルティン(メキシコ)
- 52'ルイス・チャベス(メキシコ)
- 90+5'サレム・アルダウサリ(サウジアラビア)
■決勝トーナメント1回戦
- 日本時間12月4日4:00 アルゼンチン vs.オーストラリア
- 日本時間12月5日0:00 フランス vs.ポーランド