【サッカー】カタールW杯D組第3節:豪州、4大会ぶり16強…チュニジアは仏代表に白星も

現地時間11月30日に行われたカタールW杯グループD最終節は、FIFA(国際サッカー連盟)ランキング上位チームが敗れる波乱。同30位のチュニジアは同4位のフランスに、同39位のオーストラリアは同10位のデンマークに、それぞれ1-0で勝利を収めた。16強進出は仏と豪。

1 執筆者 渡辺文重
Mathew Leckie
(GettyImages)

FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップカタール2022は現地時間11月30日、大会11日目を迎えた。D組はグループステージ第2節終了時点でフランス代表がノックアウトステージ進出を決定。もう1枠を懸けた最終節は日本時間12月1日深夜0時、キックオフの笛が鳴った。

■チュニジア、前回王者を下す

フランスはFWキリアン・エムバペらがベンチスタート。第2節からメンバーを大幅に変更してチュニジア代表戦に臨んだ。

連係ミスが目立つなど精彩を欠くフランスに対し、チュニジアは58分、FWワフビ・ハズリがドリブル突破からシュートを沈める。フランスは63分にエムバペらを投入。後半アディショナルタイムにはFWアントワーヌ・グリーズマンがゴールネットを揺らすも、VAR(ビデオアシスタントレフリー)による検証の結果、オフサイドと判定される。

チュニジアが前回王者のフランスに勝利。もう1試合の結果次第で16強進出となったが、試合中に伝わった結果はチュニジアにとって悲報だった。

■豪州が2度目の快挙

勝点3のオーストラリア代表と勝点1のデンマーク代表が対戦。デンマークは勝利が絶対条件のため、前半から猛攻を仕掛ける。守勢に回っていた豪州だったが60分、カウンター攻撃からFWマシュー・レッキーが先制点を決める。これが決勝点となり、1-0白星。豪州は日本代表に逆転勝利を収めた2006年のドイツW杯以来、2度目の16強進出を決めた。

デンマークはFIFAランキング10位。前評判が高く、ダークホースと目されていたが、未勝利で大会を去ることになった。

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