【サッカー】カタールW杯R16:オランダ代表、アルゼンチン代表が8強で対決…米国、豪州は敗退

“サッカーの祭典”カタールW杯はノックアウトステージが開始。現地時間12月3日に行われた2試合では、オランダ代表がアメリカ合衆国代表を3-1で、アルゼンチン代表がオーストラリア代表を2-1で、それぞれ下している。オランダとアルゼンチンは9日に行われる準々決勝で対戦する。

1 執筆者 渡辺文重
Lionel Messi
(GettyImages)

現地時間12月3日に大会14日目を迎えたFIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップカタール2022。この日からノックアウトステージ(決勝トーナメント)が開始され、グループステージを突破したチーム同士の対戦が行われた。

■オランダが8強一番乗り

グループA(A組)首位通過のオランダ代表は、B組2位のアメリカ合衆国代表と対戦。オランダは10分、FWメンフィス・デパイのゴールで先制すると、前半アディショナルタイムにDFデイリー・ブリントが追加点を挙げる。米国は76分、途中出場のFWハジ・ライトがループシュートを沈め、1点差に迫る。

しかし81分、2アシストのDFデンゼル・ダンフリースが自ら左足ボレーでネットを揺らし、オランダが突き放す。オランダは3-1で勝利。8強一番乗りとなった。

■メッシがW杯通算9得点

C組首位通過のアルゼンチン代表は、D組2位のオーストラリア代表と対戦。アルゼンチンFWリオネル・メッシにとって、キャリア通算1000試合出場の節目となる。そのメッシは35分、左足を振り抜きゴール。今大会3点目はアルゼンチンの英雄、故ディエゴ・マラドーナの記録を超えるW杯通算9点目となった。なおW杯通算得点記録は、元ドイツ代表のミロスラフ・クローゼ氏が持つ16得点。

アルゼンチンは57分、最終ラインでボールを回す豪州にプレッシャーを仕掛けると、最後はパスカットからFWフリアン・アルバレスがゴールネットを揺らす。豪州は77分、オウンゴールで1点差に迫ると、その後も猛攻。アルゼンチンを押し込むも1点が遠く、1-2で黒星となった。

アルゼンチンは9日に行われる準々決勝でオランダ代表と対戦する。

■地域別の決勝トーナメント進出国

  • アジア(3):日本、オーストラリア、韓国
  • ヨーロッパ(8):オランダ、イングランド、ポーランド、フランス、スペイン、クロアチア、スイス、ポルトガル
  • 南米(2):アルゼンチン、ブラジル
  • 北中米カリブ海(1):アメリカ合衆国
  • アフリカ(2):モロッコ、セネガル

■決勝トーナメント組み合わせ

  • 12月3日:オランダ vs アメリカ合衆国
  • 12月3日:アルゼンチン vs オーストラリア
  • 12月4日:フランス vs ポーランド
  • 12月4日:イングランド vs セネガル
  • 12月5日:日本 vs クロアチア
  • 12月5日:ブラジル vs 韓国
  • 12月6日:モロッコ vs スペイン
  • 12月6日:ポルトガル vs スイス
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