日本時間3月2日より、国際スケート連盟(ISU)が主催する「世界ジュニアフィギュアスケート選手権2023」の競技が始まる。日本からは、四大陸選手権2023男子シングルを制したばかりの三浦佳生や、ジュニアグランプリファイナル2022女子シングルで完全優勝を成し遂げた島田麻央をはじめ、吉岡希、中井亜美、アイスダンスの來田奈央/森田真沙也、ペアの村上遥奈/森口澄士ら、男子4名、女子4名、総勢8名のTEAM JAPANがエントリーしており、世界ジュニア2023には44の国と地域から、合計179名がエントリーしている。
ところで、世界ジュニア2023の会場はどこか、ご存知だろうか?
ここでは、世界Jrフィギュア2023の開催地・開催場所を紹介しながら、競技のスケジュールと放送予定を併せて案内しよう。
■開催地・開催場所・会場
カナダ・アルバータ州カルガリー
ウィンスポーツアリーナ(WinSport Arena)
カナダ西部に位置するアルバータ州の最大都市であるカルガリーは、1988年に同国で初開催となった冬季オリンピック・カルガリー1988のホストシティーとしても有名だ。
そのカルガリー1988の冬季オリンピックで建設された競技施設を含むオリンピックパークは、30年以上経過した今日においても、レガシーとして地域住民のスポーツ活動の拠点や、憩いの場として愛されている。また、15のウィンタースポーツNF(国内競技連盟)や州の競技連盟も、このパーク内に本部を設置していることから、オリンピックや世界選手権などを目指すアスリートやコーチのためのハイパフォーマンストレーニングの支援も、カルガリーを中心に提供されている。こうしたサポートを長年にわたって取り組んできた結果、カルガリーの施設で研鑽を積んだアスリートたちが、国際大会でメダルを獲得するなど、オリンピックレガシーの持続可能な成果を実現させている。
このオリンピックパークの管理・運営を担う非営利団体のウィンスポーツ(WinSport)は、スケートをはじめ、スキーやスノーボードといったウィンタースポーツだけに限らず、マウンテンバイクやジップライン、ミニゴルフなど、冬だけに頼らず年間を通じて、エリートアスリートからスポーツに挑戦したい子どもたちまで幅広いニーズに応えるサービスを提供し、カルガリー1988から現在まで、経済的にもサステナブルな運営に取り組んでいる。
そんなカルガリーを舞台に、いよいよ世界ジュニアフィギュアスケート選手権2023の火蓋が切られる。意外にも、世界ジュニアフィギュアの開催は、カルガリーでは初めてのことだ。
ちなみに、カナダは、これまでに世界ジュニアフィギュアを5回(1981、1987、1992、1998、2005)開催した実績があり、直近のキッチナー2005では、バンクーバー2010女子シングルで銀メダルに輝く浅田真央が、また同じく男子シングル7位入賞の織田信成が、それぞれ世界ジュニアの頂点に立っている。
さぁ、18年ぶりのカナダでの、史上初めてのカルガリーでの、世界ジュニアフィギュア。
新たな歴史の幕開けに、胸が高鳴る。
■日程(日本時間)
※日本と現地の時差は −16時間
※2023年2月28日時点
3月2日
- 3:00 ペアSP
- 6:00 開会式
- 6:45 女子シングルSP
3月3日
- 4:00 男子シングルSP
- 11:00 ペアFS
3月4日
- 4:00 アイスダンスRD
- 9:45 女子シングルFS
3月5日
- 4:00 アイスダンスFD
- 8:15 男子シングルFS
3月6日
- 7:00 エキシビション
SP…ショートプログラム
FS...フリースケーティング
RD…リズムダンス
FD…フリーダンス
■放送予定
- 地上波:フジテレビ(3月7日 02:25-03:55)
- BS/CS:BSフジ(3月21日16:00-17:55)/J SPORTS(録画)
- ネット:FOD(完全ライブ配信)/ISU公式YouTubeチャンネル(※ジオブロックの可能性あり)