1月16日から17日までの2日間にわたって、フィギュアスケートの冬季インターハイ2023「第72回 全国高等学校フィギュアスケート競技選手権大会」が、埼玉アイスアリーナ(埼玉県上尾市)にて開催され、ミラノ・コルティナ2026の冬季オリンピックに向けて将来有望な現役高校生アスリート合計58名が出場した。
冬季インターハイのフィギュアスケート競技は、男子と女子のシングル2種目が行われ、男女ともに、初日(16日)は予選となるショートプログラム(SP)、2日目(17日)は決勝としてフリースケーティング(FS)を行い、その合計得点で最終成績が争われた。なお、決勝進出については、予選の成績が重要となり、男子が上位12位まで、女子が上位18位までと限られている。
■女子
36名が出場した女子の予選SPでトップに立ったのは、北京2022で日本代表を務めた河辺愛菜だった。インターハイ初出場の河辺は、SPで66.65をマークしており、つづく決勝のFSでも堂々としたパフォーマンスで、全体1位のスコアとなる127.36を記録する。これにより、SPとFSを合わせた最終得点が194.01となり、次点と14点近い点差をつくり、高校生日本一に輝いた。また、2位には、河辺と同じ高校に通う松生理乃が、3位と4位には、2月7日よりアメリカ合衆国コロラド・スプリングスで開幕する四大陸フィギュアスケート選手権2023の日本代表に選出されている千葉百音と吉田陽菜が続いた。
冬季インターハイ2023フィギュアスケート女子の表彰台成績は、以下の通り。
- 河辺愛菜 194.01
- 松生理乃 180.97
- 千葉百音 176.70
■男子
22名がエントリーした男子の予選では、2022年12月にイタリア・トリノで開かれたジュニアグランプリファイナル2022で4位となった中村俊介がSPでスコア80.69をマークし、暫定首位に立つ。つづく最終日(17日)の決勝FSでは、SP2位につき、四大陸選手権2023と世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会2023(3月/カナダ・カルガリー)の日本代表に選出されている三浦佳生が、圧倒的な演技で151.26というハイスコアを記録し、最終得点230.15で、中村のスコアを大きく上回り、逆転優勝を飾った。
冬季インターハイ2023フィギュアスケート男子の表彰台成績は、以下の通り。
- 三浦佳生 230.15
- 中村俊介 212.21
- 周藤集 185.65
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■出場選手一覧
※予選 滑走順
■競技日程
第1日 1月16日
- 開会式
- 男女 予選(ショートプログラム)
第2日 1月17日
- 男女 決勝(フリースケーティング)
- 閉会式
■放送予定
- ネット:インハイTV公式YouTubeチャンネル・スポーツブル(スポブル)(いずれも、ライブ配信)
- テレビ放送:予定なし
※2023年1月16日時点の情報