野球日本代表・侍ジャパンは11月21日、第3回WBSCプレミア12のスーパーラウンドでアメリカ合衆国代表と対戦した。
プレミア12はオープニングラウンドを終え、21日から東京ドーム(東京都文京区)開催のスーパーラウンドへ。日本は初戦のマウンドに髙橋宏斗を送った。試合序盤は息詰まる投手戦に。髙橋は三者三振に切って取った初回を皮切りに、4回を2安打8奪三振でスコアボードにゼロを並べた。
一方の日本打線も沈黙。4回で安打は辰己涼介の1本のみに抑えられ、髙橋を援護することはできなかった。お互いに先発投手を下げた5回に一気に試合が動く。まずは米国の攻撃。この回の先頭打者が、2番手でマウンドに上がった隅田知一郎のボールを完璧に捉え、豪快なソロホームラン。1点を先行する。
その裏、米国もピッチャーを変えると、源田壮亮、佐野恵太とつないで坂倉将吾がライトへタイムリーツーベースを放って同点とした。さらに二死一、三塁の場面から小園海斗が逆転の2点タイムリースリーベース。先制こそ許したが、日本がすぐに試合をひっくり返した。
1失点こそしたものの、隅田は6回を三者凡退に打ち取る。7回を北山亘基が無失点で抑えると、相手のミスから日本が追加点。2つの死球でチャンスを作ると、小園がライトスタンドへ運んで6-1と突き放した。8回にも桑原将志のタイムリー、小園の二打席連続の2ランでダメ押しの3点。9回は5番手の横山陸人がゼロで締め、日本が9-1でスーパーラウンド初戦を制した。
日本は22日、スーパーラウンド2戦目でベネズエラ代表と対戦する。