第3回WBSCプレミア12のオープニングラウンド最終試合となる第5戦が11月18日に天母スタジアムで開催され、野球日本代表・侍ジャパンは同じグループBに属するドミニカ共和国と対戦した。
先制点は、日本だった。初回に訪れた2死満塁から坂倉将吾がフォアボールを選択し、押し出しの1点でリードするも、その裏にはドミニカの適時打で同点に並ばれる。
2回裏には、ドミニカがふたたび1点を追加して日本は勝ち越しを許すも、その直後の3回の攻撃で佐藤都志也が2死満塁からレフト前ヒットを放ち、1点を返して再び同点とする。試合の序盤は、まさにシーソーゲームの様相となった。
ゲームが大きく動いたのは、5回だった。連続四球で得た無死一、二塁のチャンスから、栗原陵矢(写真上)、坂倉のヒットによる2点と、紅林弘太郎の併殺打の間に入れた1点でトータル3点を追加し、ドミニカを突き放す。
6回には日本のワイルドピッチからドミニカが1点を返すも、猛追はここまでだった。7回に古賀悠斗のライト前ヒットで1点を追加した日本は、最終の9回に大暴れ。2死満塁の場面から、紅林、佐藤、五十幡亮汰がヒットで繋ぎ、ダメ押しの5得点を一挙に奪う。
最終回にマウンドに上がった北山亘基が、出塁を許すも最後はダブルプレーで締めくくった。最終的に、11−3で日本がドミニカ共和国を下し、オープニングラウンド5戦全てで白星を飾った。
無傷の日本は、グループBで首位となり、同グループ2位となったChinese Taipeiとともにスーパーラウンド進出を決めている。
2024プレミア12のスーパーラウンドから決勝までの試合は全て、東京ドーム(東京都文京区)で行われる。
スーパーラウンド初戦で日本は、21日にグループAで2位となったアメリカ合衆国と激突する。