BWF(世界バドミントン連盟)が主催する「世界バドミントン選手権大会2022(世界バドミントン)」は8月24日、東京体育館(東京都渋谷区)で3日目を迎え、各種目2回戦が行われた。男子シングルスには西本拳太(株式会社ジェイテクト社員)、桃田賢斗(東日本電信電話株式会社社員)、奈良岡功大(IMG)が出場した。
世界ランキング21位の西本は同70位のフェリックス・ブレステット(スウェーデン)と対戦。第1ゲームは14-21で落とす苦しい立ち上がりとなったが、第2ゲームで復調し、21-7と大差をつけて奪い返した。最終第3ゲームは一進一退の攻防となったが、中盤から終盤にかけて西本が連続ポイント。最終的には21-13で制し、3回戦進出を決めた。
苦しい結果となったのは桃田と奈良岡。世界ランキング2位、第2シードの桃田は同18位のH.S.プラノイ(インド)と対戦した。第1ゲームを17-21で落とすと、第2ゲームも流れを取り戻せず16-21。「ミスを恐れて縮こまってしまった」と敗因を述べた2019年大会の王者が2回戦で姿を消すこととなった。
同31位の奈良岡は同17位と格上のクンラブット・ヴィチットサーン(タイ)と対戦。18-21、11-21でストレート負けを喫した。直近の出場2大会連続で決勝進出と好調で今大会を迎えたが、アップセットとはならなかった。
桃田賢斗 試合後コメント
一つ一つのショットに対してラケットを振り切れなかったこと、ミスを恐れて縮こまってしまったことが敗因だと思います。途中でそれをわかっていたにもかかわらず、実践できなかった気持ちの弱さがすごく悔しいです。相手どうこうよりも、自分の精度の低さだったと思います。
日本で世界選手権が開催されることが決まって、「ここで復活したい」という気持ちが本当に強くて、本気で取り組んできました。こんな結果になってしまって悔しいですし、今後については一旦気持ちを落ち着かせて、また考えたいと思います。
■日本代表選手
男子(16名)
- 桃田賢斗(東日本電信電話株式会社社員)
- 常山幹太(トナミ運輸株式会社社員)
- 西本拳太(株式会社ジェイテクト社員)
- 奈良岡功大(IMG)
- 保木卓朗(トナミ運輸株式会社社員)
- 小林優吾(トナミ運輸株式会社社員)
- 古賀輝(東日本電信電話株式会社社員)
- 齋藤太一(東日本電信電話株式会社社員)
- 竹内義憲(株式会社日立情報通信エンジニアリング社員)
- 松居圭一郎(株式会社日立情報通信エンジニアリング社員)
- 岡村洋輝(BIPROGY株式会社社員)
- 小野寺雅之(BIPROGY株式会社社員)
- 渡辺勇大(BIPROGY株式会社所属)
- 金子祐樹(BIPROGY株式会社社員)
- 山下恭平(東日本電信電話株式会社社員)
- 緑川大輝(早稲田大学4年)
女子(16名)
- 山口茜(株式会社再春館製薬所社員)
- 奥原希望(太陽ホールディングス株式会社所属)※8月19日付出場辞退
- 髙橋沙也加(BIPROGY株式会社社員)
- 大堀彩(トナミ運輸株式会社社員)
- 福島由紀(株式会社丸杉社員)
- 廣田彩花(株式会社丸杉社員)
- 永原和可那(株式会社北都銀行社員)
- 松本麻佑(株式会社北都銀行社員)
- 志田千陽(株式会社再春館製薬所社員)
- 松山奈未(株式会社再春館製薬所社員)
- 中西貴映(BIPROGY株式会社社員)
- 岩永鈴(BIPROGY株式会社社員)
- 東野有紗(BIPROGY株式会社社員)
- 松友美佐紀(BIPROGY株式会社社員)
- 篠谷菜留(東日本電信電話株式会社社員)
- 齋藤夏(認定NPO法人ACT SAIKYO)