桃田賢斗、日本人対決を制し2年ぶりワールドツアー優勝!バドミントン・韓国マスターズ2023

パリ 2024

11月12日まで大韓民国・光州市で行われた韓国マスターズ2023男子シングルス決勝において、Tokyo2020バドミントン代表で元世界ランキング1位の桃田賢斗が、渡邉航貴との日本人対決を制し、2年ぶりとなるBWFワールドツアー優勝を飾った。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Kento Momota of Japan looks on during day one of YONEX All England Open Badminton Championships at Utilita Arena Birmingham on March 17, 2021 in Birmingham, England.
(Naomi Baker/Getty Images 2021)

11月7日から12日までの6日間にわたり、大韓民国・光州市で世界バドミントン連盟(BWF)が主催するBWFワールドツアーのひとつ、韓国マスターズ2023(英名:Korea Masters 2023/グレード:Super 300)が行われ、男女あわせて33名の日本代表が出場した。

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◾️日本人対決を制した桃田、2年ぶりのツアーV!

大会最終日(12日)に行われた男子シングルスの決勝には、Tokyo2020日本代表で元世界ランキング1位の桃田賢斗が登場。1回戦から準決勝までの4試合全てにおいてストレートで決勝のステージへ進出した世界ランキング現在52位の桃田の最後の相手は、ランキングで自身より格上の26位に立つ同じ日本代表の渡邉航貴だった。

母国開催となったTokyo2020以降、怪我やメンタルヘルスにより不振に喘いでいた桃田だったが、この韓国マスターズ2023ではもともとの潜在的な能力を発揮し、世界選手権2連覇に輝く王者の貫禄を見せつける。2023年7月に東京で行われたジャパンオープン2023の1回戦で勝星を奪われた渡邉を前に、桃田は第1ゲーム中盤から4ポイント連取するなど21−16で最初のゲームを奪い、先に王手をかける。つづく第2ゲームでも、桃田は最大で11点差にまで広げるなど序盤から攻めの姿勢で渡邉を一気に突き放す。一方の渡邉も、連続5ポイントを奪って桃田に接近するも、最後は21−15で桃田が逃げ切り、日本人対決となった決勝でもストレート勝利を飾って優勝を決めた。

桃田にとって、BWFワールドツアーの優勝は、2021年11月に開催されたインドネシアマスターズ2021以来、2年ぶりの快挙となった。

このほか、女子シングルス代表の高校2年生、宮崎友花と、女子ダブルス代表の廣上瑠依/加藤佑奈が、それぞれ決勝に進出。いずれも、ホスト国の韓国代表選手に敗れ、準優勝となっている。

韓国マスターズ2023決勝に進出した5名の日本代表選手は、11月14日より熊本県立総合体育館(熊本市西区)で開幕する熊本マスターズジャパン2023(グレード:Super 500)に連戦する。韓国マスターズや熊本マスターズなど、ポイント最終締切日までに開催されるBWFワールドツアーは、来夏に開幕を控えるパリ2024個人出場枠に関わるオリンピックランキングリストの対象大会となっている。

パリ2024ランキングリストは、2024年4月28日の締切日以降に最終確定する。

参考:BWF公式発表 "Race to Paris - Olympic qualification"

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