男女ともに決勝進出ならず…世界選手権の出場枠は獲得|バドミントン・アジア団体選手権2024

バドミントンのアジア団体選手権の準決勝が2月17日にマレーシアで行われた。日本は男女ともに決勝進出を逃すも、バド団体戦の世界選手権・トマス杯&ユーバー杯の出場枠を獲得している。

1 執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
【AFP=時事】アジア団体選手権2024男子団体準々決勝・日本-インド/渡辺航貴
(AFP=時事)

2年に一度の偶数年にアジアバドミントン連盟が主催するバドミントンのアジア団体選手権2024(英名:SELANGOR Badminton Asia Team Championships 2024 presented by PKNS)がマレーシア・セランゴール州にて2月13日に開幕し、17日には準決勝が行われた。

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ベスト4敗退も世界選手権の出場枠獲得

日本は、13日から15日まで行われた予選リーグにおいて、男女ともにグループ首位となって、ノックアウト方式に変わる決勝トーナメントに進出を果たした。

16日の準々決勝では、女子が中華人民共和国を、男子がインドをそれぞれ試合カウント3−2のフルゲームで辛勝し、この日の準決勝進出を決めていた。

そして、午前に行われた女子の準決勝で、日本はインドと対戦する。第1試合のシングルスの試合では、大堀彩がオリンピックメダリストから白星を奪ってTEAM JAPANに勢いをつけるも、その後の試合で日本は相手に連勝を許してしまい、逆転されてしまう。後がない日本は、4試合目のダブルスの対戦で、櫻本絢子/宮浦玲奈のペアがインド代表をストレートで破り、試合カウントで同点に並ぶ粘り強さを見せたが、最終の第5試合で、ストレートでインド代表選手に勝星を献上してしまい、試合カウント2−3で敗れ、準決勝敗退となった。

また、午後に行われた男子の準決勝で、日本はホスト国代表のマレーシアと激突する。完全アウェイの中、最初の2試合で連続して黒星を喫し、マレーシアにファイナル進出の王手をかけられてしまう。3試合目のシングルスの試合に登場した渡邉航貴(写真上)は、試合時間88分にも及ぶ激闘を制し、日本の決勝行きの望みをつなぐ。しかしながら、4試合目のダブルスの対戦で、TEAM JAPANはマレーシア代表の勢いを抑えることができず、試合カウント1−3で敗れ、女子と同じくファイナル進出とはならなかった。

なお、18日に実施された決勝の結果、女子はインド、男子は中華人民共和国が優勝している。

今大会は、バドミントン団体世界選手権(トマス杯&ユーバー杯)のアジア予選を兼ねており、男女それぞれ準決勝進出の4チームには、その出場権が付与されることとなっていた。これにより、ベスト4進出を決めたTEAM JAPANは男女揃って世界選手権の出場枠を獲得しており、今回のリベンジに期待が寄せられる。

バドミントン団体戦のグローバルマッチ、男子のトマス杯と女子のユーバー杯(英名:TotalEnergies BWF Thomas & Uber Cup Finals 2024)は、4月28日から5月5日まで中華人民共和国・成都にて行われる。

■日本代表選手

※2024年2月6日付 日本バドミントン協会発表

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