バドミントン・女子複ナガマツペア、約3年ぶりのツアー制覇!インドオープン2024

パリ 2024

バドミントン・ワールドツアーのひとつ、インドオープン2024の決勝が1月21日に行われた。日本より唯一ファイナル進出を果たしたTokyo2020女子ダブルス代表の "ナガマツ" こと、永原和可那/松本麻佑がストレート勝利を飾り、およそ3年ぶりとなるツアー制覇を成し遂げた。

1 執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
【AFP=時事】Japan's Mayu Matsumoto(L) and Wakana Nagahara poses with the trophy after winning woman doubles final match at India Open badminton tournament, held at Indira Gandhi Stadium in New Delhi on January 21, 2024.
(AFP=時事)

世界バドミントン連盟(BWF)が主催する「HSBC BWFワールドツアー」のひとつであるインドオープン2024(英名:YONEX SUNRISE INDIA OPEN 2024/Super 750)が、インドの首都・ニューデリーで1月16日から21日までの6日間にわたって開催され、大会最終日の21日には男女のシングルスとダブルス、混合ダブルスの計5種目の決勝が行われた。

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ナガマツペア、およそ3年ぶりのツアー制覇!

Tokyo2020において、バドミントン女子ダブルスの日本代表として出場し、5位入賞を果たした "ナガマツ" こと、永原和可那/松本麻佑のペアが、唯一日本代表としてインドオープン2024のファイナルステージへ進出を果たした。

母国開催のオリンピック以降、幾度もワールドツアーの決勝へ駒を進めてきたものの、あと一歩及ばずに準優勝という結果に甘んじてきたナガマツの2人。インドオープンの決勝では、中華人民共和国代表(ZHANG Shu Xian/ZHENG Yu)のペアと対戦した。

第1ゲーム、序盤は両ペアともに主導権を譲らない拮抗した展開が続くが、ゲーム中盤にナガマツが11ポイントを連取して相手を突き放し、21−12で先に優勝へ王手をかける。つづく第2ゲームでも、ナガマツは中国ペアを一切寄せ付けないプレーで圧倒。ポイントを確実に重ねてリードを広げるナガマツペアが、21−13でこのゲームも奪ってストレート勝利を飾り、インドオープンでの優勝を決めた。永原/松本にとっては、2021年3月に行われた全英オープン以来、およそ3年ぶりとなるワールドツアー制覇となり、Tokyo2020以降では初のツアー優勝を成し遂げた。

このほか、男子シングルスの奈良岡功大と、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾のペアがベスト4に進出するも、準決勝で敗れて決勝進出を逃している。

インドオープン2024で優勝した永原/松本をはじめ、今大会に出場した一部のTEAM JAPANメンバーは、インドネシアの首都・ジャカルタで23日に開幕する次戦のワールドツアー、インドネシアマスターズ2024(Super 500)への出場を予定している。

インドオープン2024をはじめ、BWFワールドツアーなどの国際大会で付与されるポイントに基づくランキングにより、開幕まで200日を切ったパリ2024の出場枠が決定される。

パリ2024ランキングリストは、2024年4月28日の締切日以降に最終確定する。

参考:BWF公式発表 "Race to Paris - Olympic qualification"

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