パリ2024の日本代表選考競技会を兼ねる第108回日本陸上競技選手権大会が6月28日、デンカビッグスワンスタジアム(新潟県新潟市)で2日目を迎えた。
この日は2選手がパリ2024日本代表に内定した。今大会第1号となったのは男子400mハードルの豊田兼。すでに48秒70の参加標準記録を突破しており、優勝すれば内定が決まる状況。自己ベストを上回る47秒99を叩き出し、大会記録更新とともに内定をつかんだ。豊田は110mにも出場予定で、2種目での日本代表内定を狙う。
もう1人は女子1500mの田中希実。すでに5000mでも内定を得ており、今大会で2種目目の内定を目指していた。田中は序盤からぐんぐんはペースを上げ、周囲を引き離す。最後まで力強くフィニッシュし、タイムは参加標準記録を上回る4分01秒44。Tokyo2020で8位入賞を果たした種目で5連覇を達成した。
その他の決勝種目では、すでに内定を得ている女子やり投の北口榛花が62メートル87で優勝。男子1500mは飯澤千翔が3分37秒08、男子5000mは伊藤達彦が13分13秒56の大会新記録で制した。