第90回全⽇本スピードスケート選⼿権⼤会は12月30日にYSアリーナ⼋⼾(青森県八戸市)で大会最終日を迎えた。この日は男女1000m、女子5000m、男子10000mを行った。
女子1000mは北京2022オリンピック同種目金メダリストの髙木美帆(日本体育大学職員)がリンクレコードの1分14秒65で優勝。初日の女子1500m、2日目の女子500mと合わせた大会3冠を達成した。2位は1分16秒92の山田梨央(直富商事)、3位は1分16秒96の佐藤綾乃(ANA)。
女子5000mは北京2022で10位の堀川桃香(富士急行)が制した。国内最高記録、ジュニア日本記録となる7分01秒52の快走で、前日の女子3000mに続く2つ目の優勝。2位は7分25秒03のウイリアムソン・レミ(コカジスケートチーム)、3位は7分25秒52の新田恭子(鹿児島スピードクラブ)だった。
男子1000mを制したのは新濱立也(高崎健大職員)。1分08秒92で、男子500mとの2冠を達成した。1分09秒01の小島良太(エムウェーブ)が2位、1分09秒12の野々村太陽(専修大学)が3位。
男子10000mは伊藤貴裕(白銅)が13分20秒79で優勝した。2位は土屋良輔(メモリード)で13分32秒72、3位は菊池健太(専修大学)で13分36秒31。
また、日本スケート連盟(JSF)は同日ISU(国際スケート連盟)ワールドカップの後半戦派遣選手団を発表。今大会で3種目を制した髙木を筆頭に堀川や新濱、森重航(専修大学)、一戶誠太郎(ANA)、佐藤綾乃(同)が選出された。また、堀川はジュニアワールドカップ最終戦と世界ジュニア選手権のメンバーにも選出されている。