第103回全国高等学校野球選手権大会は8月21日、2回戦4試合が行われた。石見智翠館、日大山形、日本航空、横浜が3回戦に進出。松商学園は東北学院の辞退により3回戦へと駒を進めた。ここでは8月21日の試合を振り返る。(画像は時事)
松商学園(長野)対東北学院(宮城)の一戦は、東北学院の出場辞退により松商学園の不戦勝となった。
石見智翠館(島根)は2点を追う3回、上翔曳のタイムリーで同点に追いつくと、8回には宮本赳希の勝ち越し2ランが飛び出し、弘前学院聖愛(青森)に逆転勝ちを収めた。弘前学院聖愛は9回、代打・佐藤雄心のタイムリーで1点差に詰め寄るも、あと一歩及ばなかった。
日大山形(山形)は2-2で迎えた3回、佐藤拓斗、梅津康生のタイムリーで勝ち越しに成功。投げては斎藤堅史、滝口琉偉の継投でリードを守り抜き、浦和学院(埼玉)に競り勝った。浦和学院は4番の吉田瑞樹が3本の長打を放つ活躍を見せたが、最後は二死満塁のチャンスで凡退となった。
日本航空(山梨)は4回、和田航弥、ヴァデルナ・フェルガスのタイムリーで3点を先制。ヴァデルナは投げても9回7安打3失点で完投し、投打で活躍を見せた。新田(愛媛)は終盤、長谷川聖天のタイムリーなどで追い上げたが、直後に突き放されてしまった。
智辯学園(奈良)対横浜(神奈川)の名門対決は、投打で智辯学園が圧倒した。0-0の4回、智辯学園は前川右京の2点タイムリーで先制。前川は6回にも2ランを放ち、3安打4打点の大暴れ。投げては先発の西村王雅が8回7安打無失点の好投を見せ、横浜打線を封じ込めた。
8月21日の試合結果
- 松商学園 不戦勝 東北学院
- 石見智翠館 4-3 弘前学院聖愛
- 日大山形 4-3 浦和学院
- 日本航空 5-3 新田
- 智辯学園 5-0 横浜