第103回全国高等学校野球選手権大会は8月20日、1回戦1試合と2回戦3試合が行われた。近江が2回戦へ、二松学舎大付、三重、敦賀気比がそれぞれ3回戦へ進出。ここでは8月20日の試合を振り返る。(画像は時事)
前日の試合が降雨ノーゲームとなった日大東北(福島)対近江(滋賀)の一戦は、投打が噛み合った近江が大勝。投げては山田陽翔、岩佐直哉のリレーで5安打2失点、打っては島滝悠真が2ランを含む3安打4打点の大暴れを見せた。
二松学舎大付(東東京)対西日本短大付(福岡)の試合は、5回までともに無得点の投手戦。6回に二松学舎大付が浅野雄志のタイムリーなどで2点を先制すると、先発の秋山正雲が4安打9奪三振の完封でリードを守り抜いた。西日本短大付の大嶋柊も8回4安打2失点(自責0)の好投を見せたが、打線が援護できなかった。
樟南(鹿児島)対三重(三重)による第3試合は、序盤に宝田裕椰のタイムリーなどで三重がリード。投げては先発の上山颯太が7安打無失点投球を披露し、樟南の反撃をかわした。樟南の先発・西田恒河は9回2失点の粘投を見せたが、勝利はならなかった。
第4試合では、敦賀気比(福井)が日本文理(新潟)との壮絶な打撃戦を制した。初回に1点をリードした敦賀気比は、2回にも打者一巡の猛攻で一挙5得点。中盤以降も追加点を挙げ、終始試合をリードした。一方の日本文理は、中盤以降に6得点と反撃するも、序盤の大量失点が痛かった。
8月20日の試合結果
日大東北2-8近江
二松学舎大付2-0西日本短大付
樟南0-2三重
日本文理6-8敦賀気比