第103回全国高等学校野球選手権大会は8月15日、1回戦4試合を行った。3日連続で雨天順延となった大会は、この日も雨のため試合開始が3時間遅れとなったが、予定通り4試合を実施。明桜、明徳義塾、神戸国際大付、高川学園が2回戦へとコマを進めた。(画像は時事)
明桜(秋田)対帯広農(北北海道)による第1試合は、明桜が逆転勝利。1点を追う5回に3番・石田一斗、4番・真柴育夢のタイムリーで逆転に成功した。注目の風間球打は9回2失点10奪三振で完投勝利。
第2試合の明徳義塾(高知)対県岐阜商(岐阜)は、2-2で迎えた9回裏、明徳義塾が二死二塁から森松幸亮の一打でサヨナラ勝ちを決めた。県岐阜商は松野匠馬が2安打2打点の活躍を見せたが、最後に力尽きた。
北海(南北海道)対神戸国際大付(兵庫)による第3試合は、両チームが出場した2017年夏、2021年春に続いて3大会連続での対戦となった。試合は神戸国際大付が阪上翔也、楠本晴紀の継投で北海を1点に抑え、競り勝った。北海・木村大成は9回6安打2失点・8奪三振の好投も、あと一歩及ばなかった。
第4試合では、高川学園(山口)が小松大谷(石川)との激戦の末、サヨナラ勝ちを収めた。1点ビハインドで迎えた8回に源卓のタイムリーで追いつくと、9回裏には山大輝が押し出し四球を選び、接戦を制した。21時40分の試合終了は、大会史上最も遅い記録となった。
15日の試合結果
明桜4-2帯広農
明徳義塾3-2県岐阜商
北海1-2神戸国際大付
高川学園7-6小松大谷