【柔道】東京五輪内定の阿部詩、SNSに「何があっても強くなるために一歩一歩」

代表選考がやり直しになるとしたら「アンフェア」と髙藤直寿

1 執筆者 渡辺文重
女子52キロ級の日本代表が内定している阿部詩

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、Tokyo 2020(東京五輪)の延期が発表。すでに内定を得ている柔道の男子60キロ級の髙藤直寿(パーク24株式会社)や、女子52キロ級の阿部詩(日本体育大学1年)は、自身のSNSでコメントを発表している。

髙藤は「オリンピックの前にまず、コロナウイルスに打ち勝つことだな。手洗い、うがいめっちゃしよう」、阿部は「今やるべき事を全力で。何があっても強くなるために一歩一歩」と投稿している。

また髙藤は「代表選考やり直しとかなったら流石に無理だろ」と、延期によって選考会がやり直しになることには否定的な見解を示した。「一度決まった選手と決めれなかった選手が試合するのはメンタル面でアンフェア」「先に内定もらったのが不利になるのはおかしい」だとした。

■東京五輪の代表選考

日本は開催国枠として全14階級で「1」枠ずつを獲得。そのうち13階級に関しては、すでに代表が内定している。唯一、代表が内定していない男子66キロ級に関しては、4月に福岡国際センター(福岡県福岡市)で開催される全日本選抜柔道体重別選手権大会の結果を受けて、内定者が決められる。

■東京五輪の代表内定選手

男子

  • 60キロ級:髙藤直寿(2回目)
  • 66キロ級:未定
  • 73キロ級:大野将平(2回目)
  • 81キロ級:永瀬貴規(2回目)
  • 90キロ級:向 翔一郎(初出場)
  • 100キロ級:ウルフ アロン(初出場)
  • 100キロ超級:原沢久喜(2回目)

女子

  • 48キロ級:渡名喜 風南(初出場)
  • 52キロ級:阿部 詩(初出場)
  • 57キロ級:芳田 司(初出場)
  • 63キロ級:田代未来(2回目)
  • 70キロ級:新井千鶴(初出場)
  • 78キロ級:浜田尚里(初出場)
  • 女子78キロ超級:素根 輝(初出場)
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