女子トライアスロン上田藍、2カ月ぶりラン「東京五輪に向けてレベルUPしたい」

1 執筆者 渡辺文重
復帰が待たれる上田藍

女子トライアスロンの有力選手の1人、上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)が9月4日、自身のSNSを更新。2カ月ぶりにランニングを行ったと明かした。

上田は京都府京都市出身、1983年10月26日生まれの35歳。リオデジャネイロ五輪では39位に終わったものの、今季はITU(国際トライアスロン連合)トライアスロンワールドカップで2勝するなど、好成績を記録していた。しかし、Tokyo 2020(東京五輪)の日本代表選考対象大会の1つ、TU世界トライアスロンシリーズ(WTS)・ハンブルグ大会(7月)で左足を負傷。8月に東京で行われたITUワールドトライアスロン・オリンピッククオリフィケーションイベント(東京OQE)も、出場を回避していた。

上田は「まだぎこちない走りですが、心の中はめちゃくちゃテンションが上がっています」と投稿。「この調子で焦らず着実に、競技復帰に向けて、そして2020東京に向けて、回復&レベルアップをしてきたいと思います」と、東京五輪出場に向けての決意を示した。

東京五輪の日本代表は、開催国枠として男女ともに2枠を確保(最大3枠)。東京OQEの3位最上位1名が第1優先候補となるが、該当者はなし。第2優先候補は、東京OQE、ハンブルグWTS、そして2020年3月開催のアブダビWTSの6位以内となる。現時点で第2優先候補も該当者はおらず、上田藍はアブダビWTSで好成績を残せば、東京五輪出場への道が開くことになる。

なお日本代表選考の状況は、ハンブルグWTSで15位の高橋侑子(富士通)が第5優先候補(選考対象大会13位~16位)として、最も優位な状況にある。

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