11月8日、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(6398ヤード/パー72)で行われていた女子ゴルフの最終プロテストの最終日が終了し、プラチナ世代として話題の安田裕香ら21人のプロゴルファーが誕生した。
11月5日から行われていた女子ゴルフLPGAの今季最終プロテストでは、上位20位までが合格者となる。今季からトーナメントプレーヤー(TP)単年登録制度廃止により、予選会(後述)出場条件が変わり、プロテスト合格(LPGA正会員資格)が必須となったことから、アマチュア選手に加え、国内外のTP登録プロ勢も多数参加。過去最大の難関テストとなった。
大会は、TP単年登録者のイ・ソルラ(韓国)が通算9アンダーで優勝。トップ通過によりLPGAツアーおよびLPGAステップアップツアー出場資格を争う予選ツアー「クオリファイング・トーナメント(QT)」最終戦(12月初旬)出場権を得た。
今季最終プロテストの目玉となったプラチナ(ミレニアム)世代の筆頭として注目される安田祐香は、通算5アンダーの4位タイで無事合格。同じくプラチナ世代の山路晶、西村優菜は1打差の8アンダー2位タイ、吉田優利は6打差の12位でプロテストを通過した。
TP単年登録で国内ツアーに参戦していたアン・シネ(韓国)は15位に入り、来季のツアー出場権に望みを残した。
さらに全英女王・渋野日向子を輩出した岡山・作陽高等学校の1年後輩である石川怜奈が8位でプロ入りを果たすなど、2019年度の合格者は計21名となった。
一方、三浦桃香は体調不良で最終ラウンドを棄権し、3年連続の不合格。来季の国内ツアー出場権を逃した。
<2019年度最終プロテスト通過者>
- 1位/-9:イ・ソルラ
- 2位T/-8:山路晶、西村優菜
- 4位T/-5:安田祐香、ル・イイ
- 6位T/-4:山下美夢有、澁澤莉絵留
- 8位T/-3:セキ・ユウティン、中西絵里奈、プリンセス・スペラル、石川怜奈
- 12位T/-2:吉田優利、ハン・スンジ、常文恵
- 15位T/-1:アン・シネ、河野杏奈
- 17位/イーブンパー:田中瑞希
- 18位T/+1:西郷真央、笹生優花、宮田成華、石井理緒