【ゴルフ】ZOZOチャンピオンシップ最終日:タイガー・ウッズがPGA歴代最多の82勝目、松山英樹は2位

1 執筆者 小川秀彦
米ゴルフ界のレジェンド、サム・スニードに並ぶ通算82勝を挙げたタイガー・ウッズ

日本初開催の米PGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」最終日が10月28日、千葉県のアコーディアゴルフ習志野カントリークラブ(7041ヤード/パー70)で行われた。豪雨の影響で5日目までもつれ込んだ大会は、タイガー・ウッズの歴代最多タイの82勝目で幕を閉じた。松山英樹は3打差の2位だった。

記録的豪雨の影響による大会順延のなか、タイガー・ウッズが貫禄の勝利を挙げた。初日を首位タイで終え、豪雨で順延した第2ラウンドは単独首位に抜け、27日の第3ラウンド、続けて行われた最終ラウンド途中までトップを守りきった。

最終日のこの日、最終ラウンドの残り7ホールを2バーディ、1ボギーでスコアをひとつ上げたウッズは通算19アンダーの単独首位で終え、2位で追っていた松山英樹を振り切って優勝となった。

ウッズはこれで通算82勝目となり、サム・スニードによるPGAツアー最多記録タイに54年ぶりに並んだ。試合後、自身の快挙について「とんでもないこと」と喜んだ一方、「ストレスフルな長い5日間だった」と振り返った。記者会見でも「ヒデキの追い上げがあり、厳しい戦いだった」と述べ、簡単な偉業達成ではなかったと話した。

東京オリンピック出場を目指すウッズは現在世界ランキング10位。今回の勝利を追い風にさらなる勝利を重ね、米国代表圏内に食い込めるかとなる。

ウッズに「驚異だった」といわしめた松山は3打差を詰めるためにイーグル狙いに出るなど攻めのプレーを見せたが、追い込みきれなかった。

3位は通算13アンダーでゲーリー・ウッドランド(米国)、イム・ソンジェ(韓国)。主な日本勢は、小平智が37位タイ、石川遼は51位タイだった。

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