大迫傑のランニングフォームの特徴は? 速さの秘訣は走法

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
2016年リオ五輪男子5000mでの大迫傑

大迫傑のランニングフォームの特徴は?

**大迫傑**は東京マラソン2020に出場して自らが持つ日本記録を21秒更新した。東京五輪マラソン代表に内定し、メダル獲得の期待も高まっている。ここでは大迫のランニングフォームの特徴を紹介する。

海外の著名なランナーたちが身につけているフォアフット走法は足の前方で着地する走り方で、かかとで着地するよりも体への衝撃が少ない。大迫は不整地を走ったりスピードに特化した練習に取り組んだりする中で、その走法を自然と身につけていった。

肩はリラックスさせて、ひじを下げるように心掛ける

走る動作においては、重心を効率的に動かすことが大事になってくる。体が左右にブレることなく真っすぐ前に動くこと、そして頭、肩、膝、かかとを一直線にして、少しつま先立ちになるイメージを持つことが重要だという。

肩はリラックスさせて、ひじを下げるように心掛けている。大迫は腕が振れていないと感じる時、脇の下をつねって意識しているという。

足の着く位置が体の真下に来るように意識

着地の瞬間には地面にエネルギーを伝えて、その反力を使って走ることを意識する。足の着く位置が体の真下に来るように心掛けている。

フォアフット走法を意識しすぎると、不自然な動作になってしまう。速く走れなくなる上に、故障につながる恐れもあるので、あまり意識しすぎないよう注意が必要だ。

もっと見る