今年で13回目を迎えた東京マラソンが3日、東京で行われ、ビルハヌ・レゲセ(エチオピア)で2時間4分48秒で優勝を果たした。日本勢トップはマラソン初参加の堀尾謙介(中大)で、日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)は途中棄権となった。
雨が降り注ぐ難しいコンディションで開始を迎えた今年の東京マラソン。序盤から速いペースのレースが展開され、大迫は先頭集団の後方につけていたが、27km地点でペースを落とすと、29km地点で歩き始め、そのまま棄権となった。
優勝は2時間4分48秒でフィニッシュしたビルハヌ・レゲセ。30kmでペースメーカーが外れるとさらにペースを上げて単独首位に出ると、そのまま後続を引き離した。2位は2時間6分48秒のビダン・カロキ(横浜DeNA)、3位は2時間8分44秒のディクソン・チュンバ(ケニア)だった。
日本人最高位は初マラソンで2時間10分21秒を記録した堀尾謙介の5位。
6位今井正人(トヨタ自動車九州、2時間10分30秒)7位藤川拓也(中国電力、2時間10分35秒)、8位神野大地(セルソース、2時間11分5秒)の4選手が新たにMGCを獲得した。
女子はルティ・アガ(エチオピア)が2時間20分40秒で優勝。日本人トップは初マラソンで2時間24分33秒を記録した一山麻緒(ワコール)だった。