国際スケート連盟(ISU)は6月26日、新設されたフィギュアスケートの年間表彰「ISUスケーティングアワード2020」のノミネートを発表した。日本からは羽生結弦(ANA)が「最優秀選手(MVP)」と「ベストコスチューム」の2部門で選出。各賞の発表は7月11日に配信される。
今回の選考対象となる大会は、2019/20シーズンのISUグランプリシリーズ、ISUヨーロッパ選手権、ISU四大陸選手権で、2019年12月1日から2020年2月10日までの間に一般、メディア、ISU会員によるオンライン投票により、ノミネートが決定された。各賞ノミネートは以下の通り。
最優秀選手
- ネイサン チェン(アメリカ合衆国)
- ガブリエラ パパダキス/ギョーム シゼロン(フランス)
- 羽生結弦(日本)
ベストコスチューム
- マディソン チョック/エヴァン ベイツ(アメリカ合衆国)フリー
- アンナ シェルバコワ(ロシア)フリー
- 羽生結弦(日本)※ISUグランプリシリーズ・フリー
最優秀プログラム
- ケビン エイモズ(フランス)ショートプログラム
- エフゲニア メドベージェワ(ロシア)フリースケーティング
- ガブリエラ パパダキス/ギョーム シゼロン(フランス)リズムダンス
最優秀新人
- アリョーナ コストルナヤ(ロシア)
- アレクサンドラ トルソワ(ロシア)
- ユ ヨン(韓国)
最優秀振付師
- シェイ=リーン ボーン(カナダ)
- マリー=フランス デュブレイユ(フランス)
- ローリー ニコル(アメリカ合衆国)
最優秀コーチ
- ラファエル アルトゥニアン(ロシア)
- ブライアン オーサー(カナダ)
- エテリ トゥトベリーゼ(ロシア)
また、フィギュアスケート界の手本とされ、大きな成功と人気を獲得したレジェンドを称える「生涯功労賞」は、ISUスケーティングアワード2020の配信中に発表される。
ISUスケーティングアワード2020は本来、3月にモントリオール(カナダ)で開催される予定だったISU世界選手権・最終日に予定されていたものの、同選手権は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により中止となっていた。7月11日のスケーティングアワード表彰式は、YouTube(ユーチューブ)チャンネル「Skating ISU」にて配信される。