女子フィギュアスケート平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワが、12月15日に自身のSNSを更新し競技活動の休止と引退を否定した。ザギトワは「13日に地元ロシアのテレビで事実上の引退を示唆した」と各国メディアに報じられていた。
ザギトワは13日にロシアの政府系テレビに出演。12月後半のロシア選手権に出場しないと発言し、競技活動を一時的に休止する考えを示した。この発言により、事実上の引退を示唆したと各国メディアに受け止められていた。
しかし、テレビ出演から2日後となる15日に自身のInstagramを更新。テレビ出演の際は不安で自分の考えをはっきりと伝えられなかったとした上で、「活動休止も引退するつもりもない」と投稿した。さらに、「表彰台の一番上に立つために、ハードなトレーニングをする必要がある」とつづり、今後もロシア代表チームの一員として競技活動を続けていく意向を明らかにした。
ザギトワはグランプリファイナル(2017年)、オリンピック(2018年)、世界選手権(2019年)と16歳10ヶ月でシニアの国際主要タイトルをすべて獲得した。今シーズンはISUグランプリシリーズでは未勝利。グランプリファイナルにも出場したものの、出場6選手中最下位に終わった。