12月13日、女子フィギュアスケート平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワが地元ロシアの政府系テレビ番組で競技活動の休止を発表し、事実上の引退を示唆したとロシア国内のロシア新聞や、NBCなどの各国メディアが伝えた。テレビ出演は公式ファンサイトのインスタグラムでも伝えられている。
ザギトワはテレビ番組内で12月後半のロシア選手権に出場しないことを明言。そのため1月の欧州選手権や3月の世界選手権にも出場できない。トレーニングは続け、アイスショーに出演する意向だという。今回の決断の理由として、グランドファイナルを制したアリョーナ・コストルナヤらロシア若手選手の台頭を挙げている。
ザギトワはグランプリファイナル(2017年)、オリンピック(2018年)、世界選手権(2019年)と16歳10ヶ月でシニアの国際主要タイトルをすべて獲得した。今シーズンはISUグランプリシリーズでは未勝利。グランプリファイナルにも出場したものの、出場6選手中最下位に終わっていた。
なおザギトワは15日に自身のInstagramを更新し現役引退については否定したうえで、競技活動を今後も続けていく意向を示した。
平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワがSNSで引退を否定