【バドミントン】全日本総合選手権大会2回戦|桃田賢斗、奥原希望、”ソノカム”ら注目選手がベスト8入り

1 執筆者 鈴木花
男子ダブルス優勝候補の筆頭、”ソノカム”嘉村健士・園田啓悟ペア(写真は2018年アジア競技大会)

駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われているバドミントンの全日本総合選手権大会は、11月28日に各種目の本戦2回戦(ラウンド16)が行われた。桃田賢斗(NTT東日本)、山口茜(再春館製薬所)ら世界ランク上位の注目選手たちがベスト8入りを果たした。

男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗は、社会人9位の丸尾亮太郎(日立情報通信エンジニアリング)と対戦。2-0(21-10、21-14)で勝利し、ベスト8入りを果たした。翌29日の準々決勝では、社会人1位の古賀穂とのNTT東日本対決を戦う。高校生ながら国際大会でも上位に進出している奈良岡功大(浪岡高校)は、国内の強豪のひとり下農走(トナミ運輸)と対戦し、2-0(21-14、21-14)の完勝。準々決勝では、前年準優勝者の西本拳太と戦う。

女子シングルスでは、3連覇を狙う山口茜が世界ジュニア選手権王者の郡司莉子(八代白百合学園高校)と対戦し、苦戦を強いられた。第1セット20-22で落とし、第2セットも21-18と競り合う展開となったが、第3セットで21-15と実力差を見せて勝ちきった。世界ランク3位の奥原希望(太陽ホールディングス)は社会人1位の下田菜都美(広島ガス)と対戦し、2-0(21-14、21-10)のストレート勝ちで準々決勝に駒を進めた。

男子ダブルスでは、園田啓悟・嘉村健士ペア(トナミ運輸)が学生2位の大学生ペアをと対戦し、第1セットを22-20で競り勝つと、第2セットを21-14で突き放し、ストレート勝ちを果たした。遠藤大由・渡辺勇大(日本ユニシス)ペアも学生5位の大学生ペアに2-0(21-9、21-8)の快勝でベスト入りを決めた。

女子ダブルス2連覇中の“フクヒロ” 福島由紀・廣田彩花ペア(アメリカンベイプ岐阜)は、学生1位の龍谷大学ペアを相手に2-0(21-8、21-7)で盤石の強さを見せた。リオ五輪金メダルの“タカマツ” 髙橋礼華・松友美佐紀(日本ユニシス)ペアは、社会人2位の川島美南・齋藤夏ペア(ACT SAIKYO)に2-0(21-17、21-19)と各セットをしっかりと取りきった。世界ランク3位の永原和可那・松本麻佑ペア(北都銀行)は、前日同様に社会人9位のNTT東日本のペアに2-0(21-15、21-15)で勝利し、ベスト8入りを決めた。

混合ダブルスでは、今季の国際大会で好調の渡辺勇大・東野有紗(日本ユニシス)が2回戦から出場。社会人9位のペアと対戦し、2-0(21-16、21-11)で準々決勝進出を決めた。注目のもう一組、保木卓朗(トナミ運輸)・永原和可那(北都銀行)ペアは2-0(21-13、21-14)で明治大学のペアを初戦で破り、好スタートを切った。

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