バスケットボールW杯本大会出場に向けた大一番、21日に日本は敵地でイランと激突

FIBA W杯アジア地区二次予選に挑むバスケ日本代表(写真は2018年12月の対カザフスタン戦)

『FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 2次予選』イランvs日本が21日、敵地テヘランで行われる。

日本代表は1次予選グループBで4連敗という最悪のスタートを切ったが、2018年6月29日にホームでオーストラリアとの一戦を79-78という僅差で制すと、ここから快進撃。一次予選こそ2勝4敗で終えたが、二次予選のグループFに移行して4連勝を飾り、6勝4敗の3位(勝ち点16)で、現在本大会出場圏(3位以内)にいる。

現在3位の日本が次に戦う相手はイラン。イランは勝ち点17で2位につけており、ここで日本がイランを下せば本大会出場へ一気に近付く。

この一戦でカギを握るのはやはりニック・ファジーカスだろう。昨年4月に日本国籍を取得した210センチのセンターは、日本代表に加わるとともにシュートやリバウンドなど攻守両面で重要な役割を担う主軸となった。

前述のオーストラリア戦はまさにファジーカスが代表に加わった直後の試合だ。それ以来6連勝を飾っているという事実が、ファジーカスが日本代表の原動力であることを物語っている。

その間に行われた昨年9月のホーム戦では、イランを70-56というスコアで下しているが、敵地でのイラン戦となると日本が試合の主導権を握ることも難しく、守勢を強いられる時間も増えることが予想される。

そんな中でも世界を知るファジーカスがいかにリバウンドで相手の攻撃を遮断できるのか。そして日本代表がチームとして試合を組み立てる時間を生み出せるのかが勝敗を大きく左右することになるだろう。イラン戦はチームとしての総合力も問われる厳しいアウェー戦となりそうだ。

21日のイラン戦、続いて敵地で行われる24日のカタール戦と、日本にとってはどちらも負けられない一戦となるが、まずは2位イランを敵地で下して7連勝をマークできるかに注目したい。

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