現地時間の3月1日、フィンランドのラハティで、ノルディック複合ワールドカップ個人第16戦が行われた。日本からは、渡部暁斗(北野建設)が2018年3月以来のワールドカップ優勝、個人通算18勝目を飾った。山本涼太(早稲田大学)は14位、永井秀昭(岐阜日野自動車SC)は25位、山元豪(ダイチ)は28位、渡部善斗(北野建設)はクロスカントリーの途中で棄権した。
渡部暁斗は、ジャンプ(HS130メートル)で127メートルの120ポイントで首位に立つ。クロスカントリー(10Km)では、25分41秒1で24位だが、ジャンプで得た時間差が効いて逃げ切った。2位にはノルウェーのヨルゲン・グローバク、3位にドイツのヴィンツェンツ・ガイガーが続いた。
山本涼太は、ジャンプで107ポイントで5位に入ると、クロスカントリーでは26分01秒1の29位。好記録のジャンプで得たタイム差で14位に入った。28位の永井秀昭はジャンプで20位、クロスカントリーでは34位だった。28位の山本豪は、ジャンプは13位と悪くはなかったものの、クロスカントリーで40位のタイムに沈んだ。
この結果を受けて、今季のワールドカップ総合準備で渡部暁斗は399ポイントの9位。首位はヤール・マグヌス・リーベルの1486ポイント、2位にはヨルゲン・グローバクが1061ポイントで続き、ノルウェー勢の強さが際立っている。